『コラム・てげてげ』の保存版です.
低下低下=てげてげ
『てげてげ』 の目次
「てげてげ」は薩摩弁.意味は「適当,大雑把,いい加減,アバウト.」
2010/11/19(金) 金王朝の “深い深い謎” -15-

皆さん、どーも! ヤンです。きょうは少し多忙なので短いかも知れません。
えーと、昨日の文章ですが、私は飯山さんに次のように書いてもらいました。
『北朝鮮の金総書記』という超VIPの訪中の際の警備が、こんなもんでいいの?!
という感じ、というか、雰囲気だったという。
たしかに そのとおりで…、
列車ではなく、大胆にも乗用車で丹東-大連間の高速道路を走ったり、
大連では、郊外にある政府の広大な保養施設ではなく、街中のホテルに泊まったり、
大連の市街地に気軽に3回も出向いたり、夜も市街地を歩いて夜景を楽しんだり、
ホテルの出入りも、専用口を使わず、ホテルのメインロビーを平気で歩いて通り、
ホテルも厳重な立ち入り制限をしないので報道陣は自由に写真が撮れました。

北朝鮮側の危険極まりないガードには、さすがの中国当局もクレームをつけた。
しかし北朝鮮側は拒否。そのため中朝両国の警備陣が睨みあう場面があった。
この険悪な場面を一部のメディアが目撃している。これは事件だ! と思ったという。

いったい、金総書記の身辺警護に何が起きているのか?
それは、ようするに、北朝鮮側の警備・警護の体制がガラリと変わったのである。
その一見危険極まりない警備体制を、金総書記が許可したしたのである。
金総書記は、周囲の視線を全く意識せず、平然とホテルのロビーを歩いていた、と。
それにしても、このような革命的な変化が何故に起こったのか?
「既存の警備とは違う、鉄壁、かつ柔軟な新ガード・システムが考え出された!
誰が考えた? (あ、これは愚問でした。皆さんも分かってますね?)


親衛隊員が映っています! と、金虎(GT)氏が見せてくれた写真
上の写真で、注目は…、
スーツの男たち。制服を着た中国の警官は、ただの見物人みたいだ。
大連市内の要所要所でスーツ姿の男たちがキビキビと動いていたという。
「この男たちが金正恩直属の親衛隊。見えない所で2重3重の布陣を敷いている。」
と自信たっぷりに金虎氏は言っていました。

影武者
↓
金正日
皆さん。きょうはビックリの特別付録がつきます。
この付録は、けっこう面白い写真です。
この写真は…、
丹東駅に到着したとき、窓から手を振る金総書記。
ですが、上と下…。なんか変ですね?!
そうです。親衛隊長・金正恩は、少しチョンボをしました。
あるいは、金総書記のミスかも知れません。
姿を現わさなくてもいい場面なのに…、
金総書記は立ち上がり、手を振ってしまいました。
そうです! 上の男が “影武者” です。
それにしても、少しフックリしすぎです。
つづく .
本文は 『ビビンバ! 北朝鮮!』 を通読後に読むと “味” がでます。

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2010/11/18(木) 嗚呼、恐ろしや、“思い込み”。
われわれ日本人の欠点を強いて挙げれば…、
ダマされやすい。思い込みが激しい。この二つだろう。

  なぜダマされやすいか? は、昔、『”ウソ”の効用』 という文章に書いた。

思い込みが激しい。これは “思い込み” が日本全体に広がるので始末が悪い。
たとえば、いま、日本人の大半は、尖閣問題に関して、
「中国漁船が巡視船にブツけてきた! 中国が悪い!」と、思い込んでいる。

私が、
「それを中国は絶対に認めない。逆に、日本が悪い! と言ってるぜ。 どーする?」
と訊くと、
「そんな国とは絶交すべきだ!」の、「最終的には戦争しかない!」のと、
えらい剣幕で好戦的になってくる…。

こういった日本人の “思い込み現象” は、ときに国を滅ぼすこともあるから恐い。
古くは、「廃仏毀釈」を信じて、日本中の貴重な仏教遺産を破壊してしまったし…。
70年ほど前は、「鬼畜米英」を懲悪する「神風が吹く」という“思い込み”もあった。

最近では、「ころころ総理を変えるのはよくない!」
という馬鹿の一つ覚えのようなセリフと、
「小沢はクリーンではない! 説明責任もはたしてない!」
というマスコミ総上げの扇動を信じて思い込み、
とんでもない亡国の人物を総理にしてしまった…。

嗚呼、恐ろしや、“思い込み”。
2010/11/18(木) 金王朝の “深い深い謎” -14-

皆さん、こんにちは! ヤンです。きょうも宜しくお願いします。
前回は、金総書記一行が大連に到着したところまでお話しました。
さて、中国政府は…、
大連でNo.1の五つ星ホテル・富麗華大酒店・新館を全館借り切っていました。
これは、警備・警護の万全を期すためでしょう。
富麗華大酒店は大連市の中心部にあり、近隣にはシャングリラや新世界賓館がある。
大連市は非常に治安が良いが、大都会の市街地での警備・警護は非常に難しい。
大都会というジャングルは、ゲリラや暗殺者が簡単に身を隠せるからだ。
警備費だけで百億円もかけた横浜のAPECは、市街地が遮断されたも同然だった。
ところが、今回、厳重なセキュリティ・チェックは、富麗華(フラマ)ホテルの新館だけ。
注意深く観察すれば、大連市の要所要所には、緊張した私服・制服が大勢いたし、
金虎氏が言う “金正恩親衛隊” の凶暴そうな「兵隊」たちも、各所にいた。 しかし…、
『北朝鮮の金総書記』という超VIPの訪中の際の警備が、こんなもんでいいの?!
という感じ、というか、雰囲気だったという。

大連の金正日 しかもである…、
金総書記は、いたって気楽な雰囲気で大連の街に出かけるのである。(左の写真は、富麗華ホテルでの望遠スナップ。)
それも、3日の午後だけで、3回も外出した! というのだ。
これほど気楽なリラックスした時間を過ごすのは、たぶん、
金正日、60余年の人生で初めてのことだ!
と、金虎(ゴールデン・タイガー)氏は断言するのでした。
皆さん、注目は3回目の外出です。
金総書記が出向いた所は、大連沖合いに浮かぶ棒槌島。
この島は、大連市民が休日を楽しむ小さなリゾート小島。
ここで金総書記を歓迎する晩餐会が行われたのです。
晩餐会を主催したのは、胡錦濤の片腕・李克強副首相!
(習近平も片腕で、彼は次回8月の金正日訪中の際、胡錦濤の命令で吉林に行く。)
…まさに至れり尽くせりの接待です。
中国人は、これは! という人間、あるいは恩を受けた人物に対しては、今回のように過剰なほどの接遇をする。
 (逆に、こいつはダメ! となったら、もう駄目です。この好例? が、菅直人氏です。)
今回は、韓国政府が「天安沈没」の犯人ともいう北朝鮮のトップの接待だ。
これで米韓の怒りが倍化するのは必定だが、胡錦濤も温家宝も習近平も李克強も…、
ようするに中国政府は、平然として、歯牙にもかけない。
のみならず、金正日・正恩親子への“過剰接待”は、ますますエスカレートしてゆく…。

つづく .
本文は 『ビビンバ! 北朝鮮!』 を通読後に読むと “味” がでます。

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2010/11/17(水) 金王朝の “深い深い謎” -13-

皆さん、おはようございます。ヤンです。
えーと、きょうも些細な話をします。
本当は、東アジア全体に関わる雄大な話をしたいのですが、金正日・正恩親子の真実は、「神は細部に宿り給う」っていうか、細部を見たほうが 見えてくるのです。
今回の場合、細部とは、金総書記の警備・警護の問題です。
本年5月3日、金総書記が北朝鮮から鴨緑江を渡河して中国に入るまでの中国側の警備・警護は、異例・特別・破格、異常なほど厳重でした。
その模様は、皆さんには1週間前、すでに報告済みですが、
●金総書記の訪中前日の5月2日から、鴨緑江鉄橋や丹東駅を一望できる中連ホテル、国門ホテルなどでは、新規の宿泊客を受け入れないばかりか、これまで滞在していた宿泊客をチェックアウトさせた。
●3日午前0時ごろ、川沿いの鉄橋近くにいた日本人記者二人が警察に連行され、約2時間拘束された後に釈放された。
●午前4時30分ごろには、警察官約200人が丹東駅と鴨緑江沿いに2-3メートル間隔で配置された。
近隣のホテルの宿泊客を全員追い出すほどの超厳重警備が、ガラリ変化します。
つまり、金総書記の特別列車が丹東駅に着いた途端、
「ここから大連までは、高速道路をクルマで行きます!」

たしかに、丹大(丹東-大連)高速道路は前日から厳重にチェックされていた。
しかし、どんなに厳重に警護されても、列車に比して、クルマははるかに危険だ。
しかも、5月3日当日、丹大(丹東-大連)高速道路は通行止めではなかった。
普通は、こんな危険な警備は、中国の公安が絶対に許さない。
また、臆病というか、用心深い金正日も絶対に許可しない。
それでは、なぜ金正日は、危険な高速道路をクルマで移動しようとしたのか?
「息子・金正恩の柔軟で鉄壁な警護と警備体制を金正日が信用したからです!」
また、中国の公安も許可せざるを得ない。雲の上からの指示もあったでしょうし…。
…と、金虎(ゴールデン・タイガー)は、自信満々の“読み”を披露する。
「ヤン教授、4月一杯、金正恩は大連に居て、高速道路を走っていましたよ!」
様々な車種の高級日本車が、数十台、何度も丹東-大連間を疾走していた。
で、そのなかの4~5台は金正恩の車で、窓は防弾ガラスだった。
「私、その車と併行して走ったことがあって…、かすかに見えました! 彼が。」
こう言った時、金虎の目の輝きは、虎(タイガー)のようでしたね。

総延長約三百数十キロの丹大高速を、金総書記は乗用車で駆け抜けた。
救急車が2台、先導のパトカーが5台、後続の警察車両が4台。トイレ専用車はゼロ。
あとは、金正恩隊長が指揮する親衛隊の車両が数十台。全部が日本車だった、と。
約3時間50分後、金総書記一行は無事に大連市に到着した。
このあと、金正日・正恩親子は、大連で、さらに危険な行程に挑戦する。
事件も起きた。
つづく .
本文は 『ビビンバ! 北朝鮮!』 を通読後に読むと “味” がでます。
2010/11/17(水) アメリカは、いつもマッチ・ポンプ!
中国が、ミサイル攻撃で横田や嘉手納の米軍基地を破壊する能力を持つ!
また、ステルス機能を持つ「第5世代」戦闘機は、2018年にも配備可能!

と、米紙ワシントン・タイムズが報じている、ってさ。

『中国漁船が日本の巡視船にブツけて来たビデオ、ほんと腹が立つ!
中国は悪い! 中国は恐い!
中国の軍事費、毎年毎年、2桁の伸びだってよ。
日本も、ちゃんと対抗しないと大変なことになるぞ!
アメリカとも、もっと仲良くして、日本を守ってもらわないと…。』
こういう心理効果を、あの44分ビデオはもたらしてくれたワケだ。
 しっかしアメリカって国は、ほんと、商売がうまい!
2010/11/16(火) 金王朝の “深い深い謎” -12-

飯山さん、どーも。家内と一緒に 道頭峰(ドドゥポン) まで行って来ました。
昔、よく飯山さんと行った海女の家で、チョンボクチュク(アワビ粥)を食べました。
『歩いて歩いて身体を温め、熱い風呂に入り、熱いアワビ粥を食べて、熟睡!』
『ウォーキングと風呂と温かい食事。これで身体を徹底的に温める生活!』
これでガンは消える! …という飯山さんの“命令”どおりの生活です。
飯山さん、この生活、一日も欠かしていません。あと、感謝、感謝、感謝の精神!

あ、それはそーと、私の話、ネットで公開してるでしょ?
トンデモ情報みたいな話なのに、沢山の方が読んでおられますね!
じつは、家内も読んでます。日本語の勉強にいいって。
それで、家内の意見なんですが…。私が、『飯山さん!』 と言う場面を、『皆さん!』
と書いたほうが親密感が出てくる、って言うのです。ま、家内の意見ですが…。
そうですか! ありがとうございます! では、『皆さん!』 これでいきましょう。

皆さん! 私の話は、これからが本番です。もっともっとトンデモ情報みたいな話に
なりますが、どうぞ、下手に信用しないで、マユにツバつけながら読んで下さい。

ところで…、
話は、金正日が丹東から大連に向かってクルマに乗った場面に戻ります。
金正日にとっては異例中の異例! 初めてのクルマでの長距離移動は、どんな旅行
になったのか? 先に結論を一言で言うと、「波乱万丈」 でした。
たとえば、丹東-大連間の高速道路の交通規制は、通行止めが全く無かった!
この規制は異例の軽さで、中国側も最初は猛烈に反対したらしい。そして、途中…、
アッ! と驚く、驚愕の出来事が発生する。

ぬぁんと! 金正日が、一般人に混ざり、一般人の隣で 『ツレション』 をした! と。
飯山さんは、この出来事、いまだに信じられない! と言っています。
皆さんは、信じますか? 信じられますか?
つづく .
本文は 『ビビンバ! 北朝鮮!』 を通読後に読むと “味” がでます。
2010/11/16(火) 真面目な質問です。
 ヒト様に読んでもらう文章は、やっぱ、酒気帯びで書いては駄目だ!
と反省しながら書きます。

 ま、相変わらず、海保がつくった44分の“宣伝ビデオ”の話なんですが…、
あれって、“海の警察” である海保が、「厳重に保管すべき証拠物件」 でしょ?!

 そこで、お訊きしたいのですが…、
警察が、証拠物件を切り取ったり、編集したりしてもEんですか?!
これって、大阪地検特捜部の前田検事がフロッピーを改竄した行為と同じでしょ?!
それとも…、
海保だけは、絶対に手を触れてはいけない証拠品をイジッてもEんですか?

 そこんとこ、よろしく御審査の程、お願いします。 > 検察審査会御中
2010/11/16(火) 「訂正とお詫び」みたいな文章
 昨日は老友と呑んでおりました。
で、老友が、
「ブログに文章を載っけるって、どーゆーふーにやるんだ?」
と訊くので、アップして見せるために発作的に書いた文章が、
『日本において、法とは…』 という文章でした。
この文章で、私、「海保の “義憤居士” が無罪放免になる」てなことを書きました。

しかし、逮捕されないだけで、起訴されて、何らかの罪を受ける可能性がある!
ちうことらしいです。 ですから…、
「海保の “義憤居士” が無罪放免になる」
という文章には、誤りがあることは認めます。はい。

けど…、
あれだけのことをやった海保の保安官が、逮捕もされない!
ちうのは、“無罪放免” と同じよーなもんじゃあーりませんか?!
とは、今でも思っておりやんす。はい。
2010/11/16(火) 金王朝の “深い深い謎” -11-

 きょう、ヤン教授は最初から “QQ(中国版スカイプ)” を使って電話をかけてきた。
「飯山さん、このQQ電話ってのは、音質はいいし、ファイル転送も早いし、快適です。
中国人は、QQと携帯電話を使って、猛烈な勢いでコミュニケーションをとっている。
中国では、世論が、QQと携帯電話から生まれてくる! と言っても過言ではない。
この世論がインターネットに反映し、さらに増幅される。時には緩和される。
だから、この世論、温家宝も気にして、毎日チェックしているワケだ。
世論とは、国民の声だ。 国民の声が社会の隅々から湧いてくる社会!
これを民主的な社会と言ってもいいと思う。
飯山さんには悪いが、日本は、国民の声が社会の隅々から湧いてこない社会だ。
テレビ局が巧妙に操作してつくられた世論。これが“日本の世論”だ。
中国には民主的な選挙制度がないから、民主主義もない、という意見はマヤカシだ。
日本の選挙は単なる人気投票にすぎない。世論は生まれない。政策も出来てこない。
また、本当に優秀な政治家も選ばれない。日本の政治家は、世襲議員だらけだ。
日本と中国、どちらが民主的な社会か? …というと中国のほうが民主的だ!
こういう中国を、いま、金正恩は自由に見て歩いている。
この金正恩という青年は、これまで説明したように、すでに国家権力を握っている。
これには、一体どんな事情があるのか? いかなるダイナミズムが働いているのか?
…おっと、飯山さん、私これから女房の運転手なので、また午後にでも…。安寧。
つづく .
本文は 『ビビンバ! 北朝鮮!』 を通読後に読むと “味” がでます。
2010/11/15(月) 日本において、法とは…
海保の “義憤居士” を、検察は逮捕しない方針だと。
へぇー、たまげた。ビックリした。
法 (守秘義務、組織命令順守)を破ることが、善だ! と思ったら、強行してEんだ!
こういうことを青年将校が強行した事件が、
戦前では、五・一五事件や二・二六事件だったんだが…。
海保ってのは、まだ軍隊ではないが、
海保の隊員ってのは軍人みたいなもんで…。
あー、何が言いたいのか? おれ、よくわかんねぇ。
え? あーたは、よく分かるって? へぇー、たまげた。

自民党が、尖閣騒動の件で、仙谷官房と馬淵国交相に不信任決議案を出したと。
へぇー、たまげた。ビックリした。
尖閣騒動を起こした “犯人” ともいえる前原外務相は、無罪放免でEんだぁ。
法を破った海保の “義憤居士” も無罪放免になるんだろうし…、
尖閣海域の日中協定を破った前原元国交相も無罪放免。
日本て国は、法治国家なの? 自民党って、日本の政党?
あー、何が言いたいのか? おれ、よくわかんねぇ。
え? あーたは、よく分かるって? へぇー、たまげた。

2010/11/15(月) 金王朝の “深い深い謎” -10-

 ヤン教授からの電話は朝が多い。
朝の空気は人の心を爽快にする。当然、電話の声も軽快だ。
「飯山さん、今、金虎氏に電話しましたが、奥方が出て、爆睡中だと…(笑)
それはそーと、金虎氏、金正恩を見た! という話をしたんですって?
え? 詳しい話はしなかった? そうでしょう、世界の極秘情報ですから…(笑)
でもね、丹東や大連では、何人ものヒトが見ています。
…が、気づかない場合が多い。金持ちの優雅な韓国人といった風情らしいので。
ただ、護衛というか、警護の男たちが非常に凶暴・凶悪な感じで恐ろしいらしい。
いえ、金正恩のそばにいるのではなく、遠まわりに囲んでいる雰囲気が恐い、と。
しかも、そのまた外側で、同じ雰囲気の男たちが何気なく見張っているんだ、と。
それで、金虎氏が大連の仲間と色々と議論し、検討した結論は…、
金正恩は、彼自身が護衛とか警護のプロではないか、と。
しかも、北朝鮮の特殊な謀略機関で特別な訓練を受けた人間なのだろう、と。
いえね、彼はプロ野球の監督みたいに何気なくサインを出すらしい。すると…、
10人か、20人か、分かりませんが、大勢の男たちが スゥー・スッ! と動く…。
いえ、男たちの動きは見えないが、空気が切れる! 風が起こる感じなんだ、と。
飯山さん。私も、金虎氏の分析どおりだと思います。
金正恩は、セキュリティ(警護)のプロですよ。そして、インテリジェンス(諜報)のプロ。
彼は、諜報ではアジア・ナンバー・ワンの呉克烈 (オ・グッリョル)の秘蔵っ子だ。
そして、金正恩は自分自身を守る親衛隊をもっている。
金正恩の組織、親衛隊は、警察というより、軍隊だ!
護衛というか、守り方が、完璧というか鉄壁だ! という。
その金正恩が、今年の4月頃、大連に買い物に来たらしい。
いや、買い物というより、ビジネスというか、高額な注文を出しに来たらしい。
何を注文したか? というと、主なモノは…、
クルマと携帯電話と無線電話だったと、金虎氏は私に教えてくれました。
で、クルマもケータイも無線も全部日本製を所望していた、と。
もちろん、メーカー、型式、全て日本製のスペックを指定していた、と。
それも、膨大な数です。莫大な金額です。
で、これら莫大な金額のクルマやケータイを、金正恩はどうするつもりだったのか?
飯山さん、分かりますか?
イエ、イエ、イエ、北朝鮮に運ぶつもりじゃあーりませんよ。
これは、金虎チームの推測ですが…、
金正恩は、丹東-大連に、強力無比な警護調査隊をつくるためだ! と。
しかも、これは、中国の公安も納得のうえなんだと…。
イヤ、イヤ、飯山さん、今は別に信用しなくてもいいんです。
このあとの話を聞けば、イヤでも信用するようになるのですから…。
つづく .
本文は 『ビビンバ! 北朝鮮!』 を通読後に読むと “味” がでます。
2010/11/14(日) ズバリ! 日中関係悪化の原因!

「胡錦濤様、どうか、どうぞ、私と会談して下さい。私の面子を立てて下さい _(..)_
平身低頭の請願を繰り返し、13日、辛うじて実現した日中首脳会談。
一国の総理の恥も外聞もない土下座外交である。哀れの極致である。

菅直人には総理として、誇りはないのか? 政治家として、自尊心はないのか?
人間として、羞恥心はないのか? 日本人として、愛国心はないのか?
たぶん、ない! “空き缶” の “スッカラカン” のと揶揄され、軽蔑されるぐらいだから。

さて…、
何故に日中関係は斯くも悪化したのか?
何故に中国は、我が国に対して斯くも冷淡なのか?

最大の原因は、前原誠司と海保の暴走である。
暴走とは、突然、中国漁船を4隻もの巡視船で追いかけ回して拿捕したことである。
さらに、この暴走が今までは暴走などなかった海域での拿捕だったことだ。
この場合の海域とは、北緯27度以南の尖閣諸島周辺の海域のことだ。
ここは、日中が自国船のみを取り締まる海域とされていた。
ただし、過度に「日本領海」に入りすぎた中国漁船は、巡視船が追い返していた。
このようにして日中両国は、暴力沙汰を起こすことなく、やりすごしてきた。
そういう「争いのない海」で、海保は、突然、暴力的な方法で漁船を拿捕した!
この海保の行為は、まさしく暴走である。慣習を無視したルール違反である。
当然、中国はこの暴走行為を激しく非難する。これは当たり前のことだ。

それを、ヒステリック(前原)の、法治主義の通らない悪しき隣人(枝野)の、中国も
大国としての責任を果たせ(仙谷)の、あげくは、ナチスのようだ(安倍晋三)。

日本こそ、ヒステリックで、法治主義が通らず、大国として無責任で、ナチスのようだ!
…と中国人は反発した。これも当たり前だ。

あげくのはては…、
APECでの胡錦濤訪日を狙ったような反中感情むき出しの“流出ビデオ”。
はたまた、「国内に激しい対立があるので、胡錦濤も笑顔の握手など出来ない。」
などと、日本のメディアは一斉に口をそろえて中国に責任転嫁。

 「こんな日本の総理とは、笑顔で握手なんか出来ない!」
という感情が出ているのが上の写真だ。


 「中国漁船を拿捕しろ!」
こういう前原の命令で始まった尖閣騒動によって、日本は国益を大きく毀損した。
どういうことか?
日本の実効支配を暗黙のうちに認めていた中国が、態度を変えたことである。
日本は、尖閣諸島の実効支配を継続するため、対米依存を更に強化する…。
これは、高くつくぞ!
2010/11/14(日) マスコミが製造する事実が真実になる!
マスコミは…、
海保が宣伝用に編集した44分ビデオを、
これが「衝突の真実」だと執拗に流しつづけている。
「中国側が故意に漁船をブツケてきた!」ように見える流出ビデオだ。

その結果…、
今回の流出ビデオが 「真実の映像」 だと思っているシトが激増。
このビデオを流出させた海保の航海士を、
「よくやった! よくぞ真実を知らせてくれた!」
などと英雄扱いだ。
マスコミが製造する事実、それが真実になる!
と、大昔、ブーアスティンというセンセが言ったとおりだ。

真実は…、
流出ビデオの「真実」とは全く違う。
こうだ。
2時間以上も、巡視船に追い掛け回された漁船が、
苦し紛れに逃げようとした。
これを阻止するために巡視船が漁船の前に回りこんだ…、
だから衝突した! ということだ。

回りこみの航跡 それは、巡視船の航跡をよーく見ればよーく分かる。
巡視船が中国船の前を横切って…、
左方向へ半円を描いて回ってきた航跡が見える。
左の写真にも、回りこんだ航跡が…、
よーく映ってる!
巡視船は、明らかに漁船の前を横切っている!

2回目の衝突は…、
すぐそばを併走していた巡視船の「側面吸引力」に漁船が吸い寄せられて接触。
この「側面吸引力」について説明すると…、
大型巡視船の船首部分で出来るハの字型の波が水面に高低差をつくり…、
ハの字型の波の内側に入った小型船は、大型船に引き寄せられる。
これが船の「側面吸引力」だ。

注目は…、
「側面吸引力」によって互いの側面が接触した時、
巡視船は大量の黒煙を出しながらフルスロットルで回避処置をとっている。
漁船もスクリューを逆回転させて、回避処置をとっている(黒煙で分かる)。
漁船が最初から衝突攻撃をする確信犯だったら、今回のような回避処置はとらない。
ま、今回の場合、お互いに回避処置をとったが接触してしまったというワケ。

それなのに…、
「ほれ! これが中国漁船が故意にブツケてきた証拠のビデオだ!」
と日本中が大合唱。
反中感情、嫌中意識は、極限まで高まっている。

すべてが…
アメポチ・前原の思うとおりになっている。
ヒラリー婆の次の御褒美は、ミニチュアのSLではなく、総理の椅子かも…。
2010/11/13(土) 日本の不幸、仙谷時代。
 いま、仙谷は…、
“義憤居士の義挙”(航海士の行為) と処遇に関して…、
政治的判断が下せないでいる。
だから、可哀相に “義憤居士” は軟禁状態のままだ。
おそらく仙谷は、法的判断も下せないでいるのだろう。
だから捜査員は、逮捕もできず、釈放もできず、宙吊り状態だ。

 政治の場にいるのに…、
法廷にいるかのように法律用語を乱発して相手をケムに巻く…。
ようするに、この男は、たんなる左巻きの弁護士にすぎない、
だから “義憤居士” の処遇ができないでいる。

 しかし、日本の不幸 (仙谷時代) は、まだまだ続く…。
2010/11/13(土) ノーカット版は、絶対に公開されない!
 任意出頭中の “義憤居士” の航海士(43才)が、まだ娑婆に出て来ない。
面会した高木弁護士が記者会見をすすめたが、主任航海士は嫌がったという。
直感だが(私のカンは当たる!)、43才は何かを隠している。
本物の “義憤居士” だったら、記者会見して堂々と正義感を披露する。
それをしない、出来ない。なんか怪しい。何がバレルと恐い(困る)のか?
ズバリ言うと、単独犯ではない! ちうことだろう。
つまり、バックにヒト(組織人)がいる! ちうこと。
“sengoku38” というハンドルを考え出したのは、おそらく彼ではない。
官房長官の名前をハンドルに使ったことにより、彼の行為は単なる秘密漏洩罪だけで済まず、国家公務員が国家に“反逆”した! という意味合いが出てきた。(面白い!)
しかし、反逆された内閣官房は手も足も出ない…。

 ま、44分のビデオは、宣伝用に編集されたワケで…、
43才が問題ビデオを流出させたお陰で、大多数の日本国民が、
「中国漁船のほうから巡視船に衝突してきた! 悪いのは中国側だ!」
と思い込むようになったのだから、宣伝(世論操作)は大成功だった。

 しかし事件は終わらない。まだまだ続く。とんでもない事実が出てくる。
逃げカンは、全て健忘長官に丸投げでOK! とカン違いしているが、そうはいかない。
“義憤居士の義挙”は、日中関係を悪化させる! という当初の目的をも見事に達成。
マエハラは、これで総理になれる! とまたまた錯覚、またまた事件を起こすだろう。
APEC欠席のヒラリー婆が、マエハラに、再度、指令と御褒美を出すからだ。

 まぁアレだ、43才の “義憤居士” のお陰で、
44分の“宣伝ビデオ”は、それこそ大量にバラまかれたワケだが…、
ノーカット版だけは、絶対に公開されない!
…ちうことが、よーく分かりました、ハイ。
本日、連載 『金王朝の “深い深い謎”』 は休ませていただきます。 _(..)_
2010/11/12(金) 金王朝の “深い深い謎” -9-

 ヤン教授と金虎氏と私。この日中韓の三者会談はなかなか実現しない。
超多忙な金虎氏がPCの前に座るのが深夜なので、三人の時間が合わないのだ。
それでも先日、わずかな時間だったが、私は金虎氏と電話で話すことができた。
で、金虎氏が言うには…、
とにかく今年は、夏前から中朝の貿易量の伸びが激増! 半端ではないらしい。
金虎氏は、友人と貿易商社をやっていてオフィスが丹東市と大連市にある。
以前は大連市での中韓貿易がメインだったらしいが、現在は丹東市での中朝貿易が何倍にも伸びているので、てんてこ舞い、猫の手も借りたい程なのだそうだ。
とにかく今年、中朝関係は、素晴らしく良い方向に劇的に変わってきている、という。

 6月下旬頃、丹東の街には奇妙な噂が流れはじめていた…。
それは、新義州(北朝鮮側)から丹東(中国側)に流れてくる噂で…、
鴨緑江を挟んだ中朝両国の素晴らしい好景気は、“若大将のお陰” なんだ、と。
“若大将の方針” で、中朝関係が急激に様変わりしたのだ! ということらしい。
この “若大将” とは、まだ誰も見たことのない “金正雲” なのか?
そうだとすると、まだデビューもしていないのに、あまりにも早い登場である。
公式には金正日の後継者になってない “金正雲” が、なぜこんなに力があるのか?
それよりも、“金正雲” には本当に力があるのか? 国家を動かす力があるのか?
“金正雲” は、噂どおりに、金正日と共に国家権力を掌握しているのか?
その力で、驚くほど短時間の間に、バブルのような好景気をもたらしたのか?
と金虎氏は自問自答していた、という。
同じ頃、韓国政府の中枢部も同じ疑問をもち、分析していた。
その結論をスクープしたのは、中央日報だった。
この中央日報の記事は、その日のうちにヤン教授から送られてきた。
そのメールを読んだ時、金虎氏は思わず叫んだ! という。
『“金正雲” は、中朝国境を自由に往来している! 多分あの男だ!』
と。

つづく .
本文は 『ビビンバ! 北朝鮮!』 を通読後に読むと “味” がでます。
2010/11/11(木) 金王朝の “深い深い謎” -8-

 ヤン教授と私は、いつからか “QQ(中国版スカイプ)” を使うようになった。
これは、“QQ” も、お互いに顔を見ながら話せるので楽しい! ということと…、
また “QQ” なら、金虎(GT)氏も入れて3人で話せるという魂胆があるからだ。
(金虎氏は、スカイプはアメリカに盗聴される! という理由で使わないのだ www)

 さて今回、ヤン教授は、なぜか神妙な口調で話しはじめた。
 「飯山さん、私があなたと話をしながら、常に念頭にあることは…、
将来のアジアのリーダーは、どの国の誰なのか?
ということです。
私と金虎(GT)氏は、金正恩がアジアのリーダーになる!と考えています。
今回、私が飯山さんに報告したことは、
『金正恩と胡錦濤は太い絆(きずな)で結ばれている!』
という “驚きの証拠” でした。そして、この “証拠” が理解できれば…、
胡錦濤の突然・唐突な長春訪問の意味も理解できる…。
また、10月10日の閲兵式での金正恩の堂々とした態度と “自信” も理解できると。
そうでしょう? 飯山さん。
“胡錦濤を完全に味方にし、後ろ盾にした金正恩!”
こう考えれば、報道陣が理解不能だった5月の奇妙な出来事の数々も理解できます!

 さて、本年5月3日の午前6時頃…、
金正日一行を乗せた特別列車は、新義州から鴨緑江を渡り丹東駅に到着しました。
丹東駅で列車が停車すると、金正日は車内にいた大勢の随行員に、こう宣言した…。
不思議なことにマイクが用意されていて、何両かの車両に将軍の声が響き渡った。
「ここから大連まで350km。オレは車で行く! 諸君は後から列車で来なさい!」
と言うと、“SP”(変装した金正恩)を従え、もつれることなく足早に歩き始めた。
何も知らされていなかった同行者・随行員等からは一斉にどよめきが起こった。
高速道路を車で走る…、これは列車よりも警備上はるかに危険なことだからだ。
しかも、車で350キロも移動するなどという無謀なことは前例がなかったし。
しかし金正日は満面の笑みを浮かべながら車外に去ってしまった。

 丹東駅の正面で金正日を待っていたのは、輝くばかりの 『マイバッハ』 だった。
これはベンツの最高級モデルで、装甲車なみの堅牢な構造をもった新装車だ。
2台の救急車も見られたが、これまた装甲車のような堅牢な感じだったという。
全て中国側が手配・用意した頑丈そうな車・20数台は、車列を組んで出発した。
向かう先は、大連。走る道路は、丹大(丹東-大連)高速道路である。
この総延長約三百数十キロの高速道路は、前日から交通が規制されていた。
沿線のセキュリティ・チェックには、北朝鮮側の大勢の警護隊も出ていたという。
なにしろ、金総書記の訪中時、高速道路を使った長距離移動は前例がない。
臆病というか、用心深い金正日は、長距離は全て列車だし飛行機も使わない。
それでは、なぜ今回、金正日は車での長距離移動を許したのか?
中国が安全を保証したから? いや、前4回の訪中時も安全は保証されていた。
それでも、金正日は飛行機や乗用車を使わず、列車で移動した。
それも、警護のための先行列車のほか、“騙しの後続列車” まで走らせていた。
こういう臆病な金正日が、なぜ今回は乗用車での長距離移動を許可したのか?

この理由は金正恩にあるのだが、話が長くなるので、また明日。アンニョン!」
つづく .
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2010/11/10(水) 金王朝の “深い深い謎” -7-

 「飯山さん。人間、何が恐ろしいかって、いつ殺されるか分からない! という状況。
それも殺人者の来襲だけでなく、上空からのピンポイント・ミサイルの攻撃もある!
…こんな境遇に追い込まれたら、普通の人間なら恐怖感で狂ってしまいます。
現にリビアのカダフィは、殺人者(=アメリカ)に全面降伏して白旗を上げました。
白旗を上げなかったイラクのフセインは、最後は捕獲されて死刑になりました。
しかし金正日は、アメリカに一歩も譲らない。逆に、敵に対して挑発的ですらある。
アメリカといったら、核だけでなく、狙撃や毒殺など暗殺の面でも世界最強です。
そのアメリカを敵にまわして、金正日は15年以上も戦いつづけているのです。
しかも、一国の最高指導者として国家経営をしながらの壮絶な闘いです。
これって、善悪や、好き嫌いは別にして…、
1年程度でヘトヘトになって政権を投げ出す隣国の総理とは雲泥の差です。

 いつ殺されるか分からない! いつどこからミサイルが飛んでくるか分からない!
こういった “死の恐怖” から金正日を救った二人の人間がいます。
この二人は…、飯山さん、もうお分かりでしょ? そう! 胡錦濤と金正恩です。
はじめに胡錦濤。この中国の最高権力者は、米韓に向けて宣言します。
もう北朝鮮と金正日に対する手出しは許さない!
これは言葉で言ったワケではなく、態度と行動であらわしました。
つまり、2010年5月の金正日の中国への招待です。
この時期は、「天安」沈没後の北朝鮮と米韓が睨み合う一触即発の緊迫した状況で、
犯人扱いされた金正日は、米韓からの攻撃や暗殺を非常に恐れていました。
こういった微妙な時期に、胡錦濤は、金正日を中国に招聘しようというのです。
国際世論を無視した胡錦濤の “暴挙” に、さすがの韓国も猛烈に抗議しました。

 どこ吹く風の胡錦濤は、金正日一行を最大限の待遇でもてなす魂胆です。
金正日の5回目の訪中は、過去4回とは全く違う、異例・特別・破格なものでした。
まず、警備・警護。これは前代未聞の厳重なものでした。
その様子を、朝鮮日報は次のように伝えています。

 金総書記の訪中前日の2日には、中国側の中朝国境地帯にある丹東市一帯では警備態勢が大幅に強化された。
 鴨緑江鉄橋や丹東駅を一望できる中連ホテル、国門ホテルなどでは、新規の宿泊客を受け入れないばかりか、これまで滞在していた宿泊客をチェックアウトさせた。
 3日午前0時ごろには、川沿いの鉄橋近くにいた日本人記者二人が警察に連行され、約2時間拘束された後に釈放された。
 午前4時30分ごろには警察官約200人が丹東駅と鴨緑江沿いに2-3メートル間隔で配置され、
 午前5時15分(韓国時間6時15分)ごろ金総書記を乗せたとみられる特別列車が鴨緑江の鉄橋を通過した。      【朝鮮日報の記事(2010/05/04)より】

 これみよがしの厳重な警戒体制です。金正日は中国が守る! …という。

 しかし金正日は、この後、厳重警戒中の丹東市で驚くべき行動に出ます。
つづく .
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2010/11/09(火) 金王朝の “深い深い謎” -6-

 「飯山さん、金虎(ゴールデン・タイガー)が “現場で収集した情報” によると…、
胡錦濤と金正恩は、次の日の朝も食事を共にしています。
不可思議なカップルの「二人だけの朝食会」。
この “朝食会” に、父親の金正日は出席していません。
金正日は、前夜の “夜食会” にも遠慮して、いや遠謀をして、欠席しています。
胡錦濤と金正恩。この二人が何を話したのか?
それこそ各社が報道したような「経済開放=経済自由化政策」の話をしたはずです。
「経済を開放し、自由化する! これこそが社会主義を成功させる秘訣だ!」
胡錦濤は金正恩青年にたいして、こう熱弁をふるったはずだ。
というのは、父の金正日に 「経済開放・改革」 の話を何度しても理解不十分だった。
そこで胡錦濤は、頑迷な父親よりも、柔軟な息子に期待した。
「市場原理を導入し、経済の改革と対外的にも開放してゆく! キミならできる!」
胡錦濤の未来論を、金正恩は、目を輝かせて静聴していたと思う。
「ほら4年前、キミはオヤジと一緒に、武漢・広州・深センの成功を見て来ただろう?
あの成長と成功は、キミだけが実現できる! 成功に向け、私も全面支援する!」
…などと胡錦濤は、金正恩に “全面保証” しているはずです。
ここまでして、胡錦濤は、何をしたいのか? 何を手に入れたいのか?
地下資源王国・北朝鮮の権益、満州(中国東北部)の開発、日本海への良港獲得…。
それから北朝鮮の最先端の核技術! …あ、これは、飯山さん、後日詳説します。
こうして老練な胡錦濤は、金正恩を “篭絡” し、金正恩は中国の最高権力者を後ろ盾にすることができ、二人は、ウィン・ウィンの関係になることを確認したしたワケです。
「二人だけの朝食会」の後、胡錦濤は、そそくさと専用機で北京に帰りました。

 さて、胡錦濤と金正恩の “出会い” は、一体いつなのか?
それは、4年半前、2006年 1月にさかのぼる!
というのが、金虎(ゴールデン・タイガー)氏の説です。
まぁまぁ飯山さん、ヒトをそう疑いの目で見ないで、金虎の話を聞いてみましょう。
金虎(GT)氏は、祖父が満族、祖母が漢族、母が朝鮮族という混血一家。
だから、親戚や友人が凄く多い、っていうか、満州なら何処に行っても友人だらけだ。
住むところも中朝国境の丹東市だから、金虎氏は第一級の情報通といっていい。

 その金虎(ゴールデン・タイガー)氏が、自信をもって私に告げたことは…、
金正日が金正恩を後継者に決めたのは、金正恩が生まれた時だ! と言うのです。
だから金正恩だけは、生まれた時から秘密のベールにくるんでしまったのだ、と。
これが金正恩の情報だけが一切漏れてこなかった理由だ、と金虎は言うのです。
そして2000年前後から、金正恩は金正日に付きっきりの “影” になった、と。
“影” になり、金正日のセキュリティチェック・ガード・警備・警護を徹底してやっていた!
つまり金正恩は、金正日の “武装親衛隊” の隊員、最近では親衛隊長だった! と。
こうして “影” は、主人の行くところ、警護要員として何処にでもついて行った…。
よく報道陣は、「金正恩が随行したのか、どうか?」を執拗に質問して、
「訪中者名簿には載っていないが…」などと、毎回、金正恩の所在が分からない。

 さて…、
金正日にとって、“影” となった金正恩の強力警護は、最大の安心要因だった。
そうして2006年、金正日は中国南部まで列車で行き、広州・深セン等を訪問した。
当然 “影” も一緒だった。秘密保持のために巧妙に顔を隠した警護要員として…。
この時、金正日は胡錦濤に打ち明け、紹介したのです。 “影” が誰であるかを…。
飯山さん、どうです? 金虎(GT)氏の話、信じられますか?
つづく .
本文は 『ビビンバ! 北朝鮮!』 を通読後に読むと “味” がでます。
2010/11/08(月) 金王朝の “深い深い謎” -5-

 「飯山さん、驚かないでくださいよ。
えーとですね、いいですか?
胡錦濤がわざわざ長春まで行った目的は、金正恩に会うためなのです!
この結論に達したときは、私も金虎(GT)も身体が震えました。
中国の最高指導者の行動としては、あまりにも突飛だからです。
胡主席の今回の長春訪問は公式ではない、非公式で個人的な招待行事だった。
だから、27日午後の会談でも胡錦濤・金正日の二人は、これ! という話をしてない。
その晩の胡主席主催の晩餐会でも両首脳は実のある話をしていない。
ここまでの話だと、胡錦濤が何のために長春くんだりまで来たか意味不明だ。
ただ “後継問題” の話は、金正恩の立場から見れば、実もあり花も咲く話だった。
胡錦濤は首脳会談で、
「中朝親善を代を引き継いで伝えていくことは双方共同の歴史的責任である」
と話したと 『朝鮮中央通信』 は伝えている。
さらに胡主席は、南湖賓館の特上の間で開催された晩餐会では、
「9月開催の朝鮮労働党代表者会の成功を祈願する」
と丁寧な口調で述べたという。
9月の朝鮮労働党代表者会は、金正恩後継体制をつくることが主目的である。
だから、つまり、胡主席は、金正恩後継体制の成功を望む! と言ったのだ。
こうして見ると、長春での行事は “金正恩・激励会” だったと言っていいだろう。
これほどまでして金正恩を励ます胡錦濤の “思惑” とは、一体どんなものなのか?

ともあれ、こうして晩餐会が引けたあと、主席、金親子はそれぞれの宿舎に帰る…。
胡主席の宿舎は、第九棟。これは中国の最高指導者専用の特別な宿舎だ。
金親子の宿舎は、第六棟。これは国賓・貴賓が泊まる豪華絢爛な建物である。
第九棟と第六棟の距離は、約700メートル。広い南湖賓館では、ほんの隣だ。
南湖賓館はアジア最大の庭園式ホテルで、86万平方メートルの樹木園と庭園、また、92万平方メートルの人工湖に囲まれているため、長春市の中心部にありながら “天然要塞” といえるほど外部とは遮断された環境にある。
後日、金虎(ゴールデン・タイガー)が、必死に取材した “現場情報” によると…、
いいですか? 飯山さん、驚かないでくださいよ。
金正恩は、なんと、胡主席の宿舎(第九棟)を訪れ、胡主席と面談している!
というのだ。

胡錦濤と金正恩。この2人の間に…、
なぜ、そして、いつ、これほどまでに親密な関係が生まれていたのか?
つづく .
本文は 『ビビンバ! 北朝鮮!』 を通読後に読むと “味” がでます。
2010/11/07(日) 流出ビデオは、海保が事実隠蔽のために…
石垣海上保安部において “衝突ビデオ” の管理が極めてズサンだった!
こういう情報をテレビまでが伝えはじめた。
こうなったら福岡高検も石垣をガサ入れするほかない!
という意見も出はじめた。

何のことはない。
「中国漁船が挑発的に衝突してきた!」 というイメージを極限まで強調して、
「むしろ先に海保が挑発的な拿捕行為をやっていた!」
という事実を隠蔽するために、“衝突ビデオ” を流出させた…と。
こういう疑いがつよくなってきた…。(19:00)

2010/11/07(日) “憎しみ係数”
読売と新華社が協同で実施した『日中共同世論調査』の数字は…、
「中国信頼せず」は87%、「対日不信」は79%
これはもう日中両国民が互いに激しく憎しみあってる! という数字である。
“流出ビデオ”騒動では、特に日本のテレビが、
「中国漁船が確信犯的・意図的にブツけてきました!」
と、アオりにアオったから、“憎しみ係数” は100%に近いだろう。
こうなると “好戦性” が出てくるので、軍事費増強など簡単だ。
案の定…、
「日本も、もう核を持つべきだ!」
という核武装論をいつになく真剣にブツ人間が増えている。
…となると、今回の “流出ビデオ騒動” は、
日中関係を悪化させるための悪質なヤラセ!
と考えたほうがEのかも知れない。

犯人も、当然、しぼられてくる。
日中関係が悪化することを望む勢力や、日中関係が悪化すれば得をする連中。
こいつらに間違いない!
それから、マスコミは非常に悪質な共犯だ。

あ、“日中関係を悪化させれば御褒美がもらえる連中” が犯人という線もある。
御褒美って、ハワイで貰ったミニチュアのSL? …なんて訊かれても否定はしない。
このSLファンと、漁船を拿捕した海保は、“運命共同体” になっていたからねぇ。

案の定…、
「証拠」が石垣海上保安部から出てきそうだ。管理が極めてズサンだったらしい。
という情報が拡散している。
福岡高検が石垣をガサ入れするぞ! (16:30)
2010/11/07(日) 死ぬまでまとう ほととぎす
悪漢がのさばる
戦国時代
厭離穢土 欣求浄土
家康は耐えに耐えて
天下をとった
今の世にも
家康はいる
顔が家康に似た人
こらえてください
耐えてください
耐えれば 必ず
あなたの天下が
やって来ます
朝がこない夜はない
春がこない冬はない
死がこない老人はいない
あなたの時代は
94歳の葬儀後です
不如帰呪
2010/11/07(日) 完全ノーカット版が見たい!
日本には…、
今回の流出ビデオが 「真実映像」 だと思っている脳天気が多いらしい。
たしかに…、
今回の流出ビデオは日本に有利で、中国には不利に見える(ように修正した)。
じゃあ、なぜ、日本が有利であるビデオの公開を日本政府はためらってきたのか?
なぜ、日本に有利なビデオを堂々と公開しなかったのか?
 答えは簡単だ。
公開するとなると、最後には必ず完全ノーカット版の公開まで行くし…、
完全ノーカット版には、アメリカと日本に不利な映像が写っている!
アメリカと日本にとって都合の悪い映像なんて、公開するわけない!
つまり…、
巡視船4隻(+アルファ)が3時間近くも中国漁船を追いかけ回す “狩り” の映像!
…これが公開できないのは当然だ。
だから、公開しなかった!
…ちうこと!
2010/11/06(土) 40数分の“流出ビデオ”は、世論操作用!
 今回の “流出ビデオ” の放映時間は、40数分。
しかも、“衝突してきた場面を強調する編集されたビデオ” だ。
だから、今回の “流出ビデオ” は、世論操作用だ!
映像のワナ  ところで…、
本来の “現場ビデオ” は、全部で数時間に及ぶという。
「全部の現場ビデオを出してくれ! 検証しよう!」
となったら…、政府は出すかな?
 もし、政府が出してきても…、
マスコミは検証しないし…、
そもそも、報道しないだろう。
 ようするに…、
日本国民は “マスコミがつくった情報” のなかで生きている。
…ちうこと!
2010/11/06(土) 今朝なにげにおもったこと。
 昨日、日本のテレビ局は、終日(早朝から深夜まで)、
「中国漁船が、故意に、確信犯的に、日本の巡視船に衝突してきた!」
というコメントを出し続け、衝突の場面を強調したビデオ映像を流し続けた。
そのTV映像は、前原大臣が言っていた通りの映像だった。
そして、NHKから民放まで、“一糸乱れず!” という報道姿勢だった。
今回の“映像効果”は、あのイラク湾の “油まみれの水鳥” 以上の凄い効果だ。
だから、テレビを見た大半の日本人は、
「中国が悪い! 中国人は恐い!」などと思うようになった。
こうして日本は、上から下まで反中派、嫌中派で一杯になった。
これで日中関係は、ますます悪化していくだろう。

映像のワナ  それにしても…、
・ “衝突映像”流出の狙いすましたようなタイミング、
・ 充分な編集の時間があったような充実したTV映像、
・ なぜ衝突してきたか? を一切無視した報道内容、
・ TV各社一糸乱れぬ勢揃いの報道姿勢などなどは…、
・ APECを控えた今…、
・ 不自然きわまりないが、素晴らしいほど出来すぎている!
…となにげにおもった今朝でした。


本日、連載 『金王朝の “深い深い謎”』 は休ませていただきます。 _(..)_
2010/11/05(金) なぜ、いま、ビデオ流出?
 昨夜 “尖閣衝突” のビデオがヨウツベに流出したらしい。
海上保安庁の巡視船から撮られた長い長いビデオらしい。

さて、
  (イ) なぜ、海上保安庁から流出してきたのか?
あるいは、
  (ロ) なぜ、海上保安庁から流出してきたような体裁をとったのか?
またあるいは、
  (ハ) なぜ、いま、(某機関が)ビデオを流出させたのか?
すべては藪の中だ。

ネットゲリラ』は、私の名前入りの下のようなコメントを出したという。
しかし、日本のテレビは、「中国側がブツケてきた!」 という論調一色だそうだ。
私は、「ほー、またもや世論操作がはじまった!」 と思い、同時に…、
「(ハ) の線だろうなぁ」 とも思った次第。
ま、すべては謀略戦だ! …と思って政治は見ていったほうがEでしょう。

↓↓ 『ネットゲリラ』に載ったコメント2個 ↓↓
(1)
Youtubeで公開されたビデオなんだが、どう計算しても国会で公開されたモノより長いので、国会ルートからの流出ではなさそうw という事は、海上保安庁自体からの流出だとしか思えないんだが、どんなもんでしょうねw あと、興味深いのは、背景に複数隻の『船影』が写っているという事。飯山一郎センセのサイトによれば、多くの中国船が見守っていたとあるんだが、その証言を裏付けるわけだ。それにしても、コレが全部ではないので、ここにも出てこなかったビデオの中に、あるいはアメリカの関与を裏付けるモノがあるかも知れないし、ないかも知れないw
(2)
さて、ビデオの二回目です。Youtubeにアップされたビデオは6本なんだが、アップした人の名前は「作成者: sengoku38」となってますね。ビデオの撮影者は、「よなくに」「はてるま」「みずき」と三隻です。交信では「二番艇」とか「四番艇」とか言ってるので、少なくとも四隻とその場にいたものと思われる。ずいぶん大掛かりに追い込んだもんだが、飯山一郎センセが中国筋の話として伝えていた通りでしたね。
2010/11/05(金) 金王朝の “深い深い謎” -4-

 「飯山さん、まず満州(中国東北部)は長春市の “現場” について話します。」
と言ってから、ヤン教授が諄々と話してくれた “現場情報” は以下の通りである。

 本年8月27日、午前。
ジミー・カーター前米国大統領は長期抑留者を救出、平壌を発ち帰国の途についた。
米国前大統領を見送ったのは、金桂冠(キム・ケグァン)だけだった。
この時間、金正日・正恩親子は、長春市中心部の超豪華ホテル・南湖賓館にいた。
(金正恩が同行していたことは、以後の展開で徐々に分かってくる…。)
同じ頃、厳重な警護体制をしいた長春龍嘉空港に国家主席の専用機が着陸した。
中華人民共和国の最高指導者、胡錦濤主席が到着したのである。
胡錦濤の目的は、金正日・正恩親子を出迎え、接待し、首脳会談を開くためだ。
このような待遇は、異例というか、特別というか、破格というか、前代未聞である。
国家主席が地方都市まで出向き、最高の礼を尽し、金親子を迎えるというのだから。
これほどの待遇はアメリカの大統領も受けたことがない。
金正日の過去5回に渡る訪中時にも、これほど破格の待遇はなかった。
金正恩が同行した今回の待遇は、国賓、いや国賓以上の待遇である。
これはどうしてなのか? どういうことなのか?
この意味を日韓のマスコミは、いまだに理解していない。判断力が麻痺したままだ。
マスコミが言ってきた「資金援助要請」や「食糧支援要請」でないことだけは確かだ。

 さて、午後の首脳会談で、胡錦濤・金正日の両首脳は何を話し合ったのか?
新華社、朝鮮中央通信とも、これ! といった会談内容は伝えていない。
ようするに「戦略的互恵関係について話し合った」と無内容な報道内容である。
それでは、いったい、中国の最高指導者が、万障繰り合わせて、遠路はるばる長春市くんだりまで何のために来たのか?

 胡錦濤は、いったい何の目的で満州の奥地の地方都市まで出向いてきたのか?
つづく .
本文は 『ビビンバ! 北朝鮮!』 を通読後に読むと “味” がでます。
2010/11/04(木) 金王朝の “深い深い謎” -3-

 「飯山さん、ハノイでの握手拒否の映像、見ましたか?
2個あって、1個は…、
うちの大統領(李明博)が、温家宝と菅直人を握手させようとしたが温家宝が拒否。
もう1個は…、
前原誠司が中国の楊外相と握手しようと迫ったが、指先だけの接触で終わり。
日本は、総理大臣や外務大臣が中国の首脳に握手もしてもらえない国だと…。
世界中が知ってしまった。菅直人と前原誠司がいかに嫌われているかも。
中国という国は人間を厳しく評価します。駄目な人間と評価されたら、もう駄目です。
そうでないと、あの巨大な帝国をまとめていけないし、外国勢にスキをつかれる。
今後中国は、ヒラリー・クリントンと前原誠司のチームをとことん排除するでしょう。
 ところで飯山さん、いま中国が最も評価している人間! これ、誰だと思います?
アッ! と驚かないで下さい。
中国が、いま、最も重要視している人間は、誰あろう、金正恩です!
中国は、菅直人とは握手もしないが、金正恩には国賓待遇で接している。
エッ? こんなことを言うのは、私だけですって?
いえいえ、丹東の北朝鮮ウォッチャー・金虎(ゴールデン・タイガー,GT)などは、
10年後、金正恩は東アジアの盟主になる!
とまで言ってるんですよ、飯山さん。彼は、想像で言ってるんじゃない。
ちゃんと “現場” を見てウラを取っている。
私は瀋陽まで行ってゴールデン・タイガーに会い、“現場” の話を聞いてきた。
ただし、“現場” は広い。
広いも広いも、飯山さん、金虎先生が言う “現場” とは、満州全域にある。」
これは一体どういうことなのか?
つづく .
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2010/11/03(水) 日本外交は機能不全状態。
 日本は、露大統領の国後島訪問に対抗し、河野駐露大使を一時帰国させた。
 今後、メドベージェフは国後島以外の北方4島にも行くという。
そうなったら、日本政府は駐露大使を召還させたままにするという。
(実際、河野駐露大使は「日本での滞在期間は分からない」と述べている。)
もし、これに対抗してロシアが駐日大使を帰国させたら、どうなる?
これは、日露間の外交関係が、事実上、断絶する! ということだ。

 管は、前原外務相の隣国に対する挑発発言を止められないだろうし。
 民間人の駐日大使と外務官僚の関係も断絶状態だというし。
 いまや日本外交は機能不全状態だ!

 日本は、韓国や北朝鮮とも仲良くなれないだろうし。
 アメリカとだけ仲良くして…、どうするの?
 …アメリカの 「喧嘩犬」 となって、次は中国漁船を撃沈するのかも。
 米国・奥の院の思惑どおり、“戦争路線” を行く日本…。
2010/11/03(水) しのぶれど いろにでにけり やましさが…
本日、連載 『金王朝の “深い深い謎”』 は休ませていただきます。 _(..)_

この顔
悪漢
9月14日、八百長選挙、勝利の瞬間。

普通なら…
選挙に勝った政治家は…、
勝利の喜びで満面の笑顔となる
そしてつぎに、少々厳粛な面持ちで礼!
それが…、

この顔 !

なぜなのか?
やましいからだろう…。

 9月13日、私は秋葉原で呑みながら、
「不正や八百長はないんだろうね?!」
と 『がけっぷち社長』 の木崎氏に何度も訊いた。
9月14日、移動中の車のラジオが、
「民主党代表選挙の開票作業が早朝から行われています…」
というのを聴いた。この瞬間、私は、
エッ! と思った。
この日の早朝、私は 『日本国の運命が決まる日』 という文章を書いて…、
菅直人が総理になった後、日中関係が極端に悪化するだろう、と予想した…。
この日の午後、私は木更津のホテルで この顔 を見ていた。
この悪菅の悪相を、私は一生忘れないだろう。
まさしくこの日、日本国の運命は、決まった!
2010/11/02(火) 金王朝の “深い深い謎” -2-

 「飯山さん、10月10日の閲兵式の話の続きなんですが…、
閲兵式に臨席した金正恩の態度。これを見て私はビックリ仰天しました。
あ、私が見たビデオは2時間近くあり、金正恩が特別に撮影させたものなのですが、
最高レベルの演出だったとはいえ、金正恩の貫禄は、27才の青年のものではない!
史上最大規模、3万人近い参加者の注視のなかで27才の若者は全くアガらない。
とにかく自信満々、溢れるような貫禄、オーラがほとばしる! という雰囲気なのです。
金正恩の あの自信、あの貫禄、あのオーラは、どこから来ているのか?
非常に不思議です。大きな謎です。
しかも飯山さん、金正恩は、閲兵式の壇上から周囲の幹部たちに声をかけたり…、
いや、あれはどう見ても指示を出している感じだった。
ビデオのカメラマンに対しても、
「もっと高い位置からオレを撮っていいぞ!」
とかと指示していた。
いやいや、金正恩は、あの場を仕切っていたといったほうがいい。
経験も実績もない27才の青年が、国家あげての祝典・祭典を堂々と取り仕切る!
しかも父親の金正日がこの光景を、息子の金正恩を、畏敬の目でいた…。
飯山さん、あの光景は今でも信じられない気がするのだが…、
とにかく金正恩には貫禄があった!
自信に溢れていた!
オーラがほとばしっていた!
いったいこれはどういうことなのか?
我々は、金正恩という存在を、どう考え、どう把握したらいいのか?
つづく .
本文は 『ビビンバ! 北朝鮮!』 を通読後に読むと “味” がでます。
2010/11/01(月) 金王朝の “深い深い謎” -1-

 「こんにちは! なんか飯山さんと話がしたくなったので電話しました。」
“悪性の肺腺腫”から不死鳥のように甦(よみがえ)ったヤン教授からの電話だ。
いかなる「療法」でヤン教授は死の病から回復したのか?
これは後日詳説するとして…、嬉しいことに、ヤン教授の声には張りがあった。
そして、ヤン教授の話には、奇妙な説得力があった。

 『飯山さん、北朝鮮の金王朝は “深い深い謎” で満ちている。
まさにミステリアスな王朝物語というか、謎めいた政治状況だ。
まず、金正恩のデビューだが…、これ、あまりにも早すぎないか?!
父親の金正日は、もっともっと長い年月をかけて国のトップに登ってきたんだが…。」
こう言うヤン教授の話をさえぎるように、私が、
 「金正日の健康状態からして急ぐ必要があったんだろう。」
と言うと、ヤン教授は、
 「いや、金正日はすこぶる健康だ。日ごとに気力・体力が充実してきている。
だから、病気だから後継者のデビューを早めたのではなく…、
健康なうちに金正恩をしっかりと世に出しておこう! ということだと思う。
ただ、それにしても、あまりにも早い超スピードの「出世」だ。
飯山さん、いいかい?
金正恩が 「人民軍大将」 だと公式発表されたのが9月28日。
北朝鮮の公式発表に金正恩の名前が出たのはこれが初めてのことだ。
これで金正恩が正式に後継者として確定したわけだ。これが9月28日。
それから2週間も経たない10月10日、史上最大規模の閲兵式が行われた。
場所は、平壌(ピョンヤン)中心部の金日成広場。
金正恩は、この閲兵式の首席壇に金総書記とともに堂々と並び立ったのだ!
これ、金正恩の名前が公式に出てから、わずか2週間後だ! 2週間後!
まさに目の覚めるような “衝撃の鮮烈デビュー” だ。
これを祝し、胡錦濤国家主席は、金正日総書記に 「熱烈な」 祝電を送っている。
米国政府は、北朝鮮の新体制に対する批判的な論評を一切しない。
日本のTVも金正恩の情報を派手に流し、王子様の対日デビューは大成功の趣だ。
こういった金正恩のデビュー話、飯山さん、異常というか不思議だとは思わないか?
“深い深い謎” は、まだまだある…。』

つづく   .
本文は 『ビビンバ! 北朝鮮!』 を通読後に読むと “味” がでます。
2010/10/31(日) 尖閣は、米軍艦と海保の協同作戦!
 海上保安庁の巡視船が撮影したビデオに、米軍艦がはっきり写っている!
この驚愕情報を発信したのは、『板垣英憲(いたがきえいけん)情報局』(有料版)だ。

 板垣英憲によると、海保が撮影したビデオには…、
海保の巡視船「よなくに」とアメリカ第5軍(沿岸警備隊的任務を遂行)が、中国漁船
を挟み撃ちにして追い込んでいく様子がはっきりと撮っているという。
中国漁船を追い込んでいく米国艦船のビデオは公開できない! …これが真相だと。

 飯山のところには、『ネットゲリラ』の地獄耳は凄い! という話も飛び込む。
 しかし、中国では『ネットゲリラ』を読むのが大変なので、これから確認したい。
2010/10/31(日) 簡単に言えば、ようするに…、
えー、ごちゃごちゃ言わず、簡潔に述べさせていただきます。


【問題】
 日中関係は何故こんなにも悪化したのか?
 日中関係悪化の原因を簡潔に述べよ!

【回答】
 1.国交相だった前原が中国漁船の拿捕を突然命じた。
 2.菅が前原を外務相にした。
 以上2件が日中関係悪化の原因である。
 逆に言うと…、上の2件がなければ日中関係は悪化しなかった。
 さらに言えば…、小沢一郎が首相ならば、日本の政治と経済を、
 もっともっと明るく、豊かにしていた!

                                飯山一郎
2010/10/31(日) “買弁政治家”
 中国には、「買弁(ばいべん)」 という言葉がある。
もともとの意味は…、
外国資本と中国人が取引する時、間に入って儲けた特殊な商人のことだった。
ところが…、
中国が列強の植民地になってからは、悪い意味になった。
植民地利権を強化したい外国資本の利益に奉仕する売国奴! …こうなった。
中国人は、この 「買弁」 を憎み、極端に忌み嫌う。
巧妙にアヘンを吸わされ、植民地にされた辛く苦い歴史を中国は絶対に忘れない。
このことは我々外国人も絶対に忘れては駄目だ。

中国は二度と絶対に外国の植民地にはならない!
そのために中国は国家の統一を守り、絶対に分裂しない!
これが中国(中華人民共和国)の国是だ。レゾンデタ (Raison d'Etat) だ。
どんなことがあっても中国はこの国是を守る。絶対に守る!

 中国と付き合う場合、この “中国の決心” を絶対に忘れてはならない。
国家の統一を守り、国家分裂を避けるためには、民主主義も言論の自由も認めない!
実際は、中国の言論の自由は日本よりもある。何を言ってもいい。何でも書ける。
ただし、国家の分裂、群雄割拠を画策する言論だけは強烈に弾圧される。
今もって隙(スキ)あらば中国を分裂させて旨い汁を吸おうとする外国勢力がいる。
邪悪な外国勢力は、たえず “分割統治” をねらっている!
絶対にスキを見せてはいけない! …こう中国は絶えず考えている。決心している。

 ところで…、
中国は前原を 「買弁」 と見ている。
当然だ。けっこう多くの日本人も前原を “アメポチ” と見ているのだから。
実際、前原の“挑発行為と発言” は日中のためにはならず、米国が喜ぶだけ。
どうみても前原はアメリカの “喧嘩犬” で “買弁” だ。

 前原は、29日午前の中国外相との会談後、
「今日中にも日中首脳会談は開かれるだろう」
と述べた。外相会談で又もや「領土問題」に触れておいて…、甘い。
27日、前原はクリントンと会談、尖閣問題での支援を確認している。これも買弁的だ。

 前原の買弁的な姿勢を中国が忌み嫌ったことを福山官房副長官は理解できない。
たいこもちの海江田もTVに出演して 「非は日本にない」 などとズッこけているし…、
菅も、ただただオロオロするばかり。ハノイのホテルをオロオロ歩いたあげく、やっと、
温家宝に会える場面ができたという。

 日本の首相ってのは何かい?
中国の首相にはホテルの廊下でしか会ってもらえないのかい?!
2010/10/30(土) 孤高ならまだしも…、孤立する日本。
 「温家宝さん、どうか会って下さい!」
と揉み手をしながらスリ寄ったが、冷たくフラれ…、

 「メドベージェフさん、どうか北方四島に来ないで下さい!」
と懸命に頼んだが、来月、北方四島に来て、実効支配をデモする予定が判明し…、

 「オバマさん、どうか首都・東京にも来て下さい!」
と外務省が必死に交渉したが、大統領は 横浜→鎌倉のあと グッドバイ!

 AIG・エクソン…。外国資本も続々と日本から出ていくし…、

 尖閣騒動を見ていた韓国は、軍を入れて竹島の実効支配を強化する気配だし…、

 北朝鮮は、英・仏・中・ロと協同で経済改革をすすめているが、日本は蚊帳の外。

 こんなにも日本が外国から相手にされないコトって…、あった?
2010/10/29(金) サイト名変更のお知らせ
 突然ですが、本日より本サイトは、以下のように改名いたします。
 以上、よろしく おたの申します _(..)_
2010/10/29(金) 中国人の成金趣味と見栄っぱり根性

 豊かな国・中国に来ると豊かな気持ちになる。
世界中からカネが集まる国・中国にいると、貧乏国・日本には帰りたくない。
小生、今年は2ヶ月位は日本に帰っていたが…、心まで貧しくなった。
ウソではない。 日本は本当に貧しい。このままだと…、日本は、ほんと、滅びるぞ!

 いまの日本に必要なのは、根底から日本を変える発想と革命だ。
そして、日本を見事に復活させる強烈な政治力と革命思想をもった政治家が必要だ。
そういう政治家が、いまの日本にひとりだけいる! 小沢一郎だ!
だがマスコミと検察は、偉大な彼を1年半以上も不当・不正・激烈に叩き抜いてきた。
あげくは、地方の密室で開票を行うという前代未聞の不正選挙までをも強行した。

     あの卑怯・卑劣な八百長選挙さえなければ…、
      今頃、日本は、小沢一郎を先頭に立てて…、
       真の独立国として雄々しく復活してゆくという…、
        輝かしい道を、間違いなく歩みはじめていただろう!

 こう思うと、政治的後進国・経済的貧困国の日本には、ますます帰りたくない。
中国にいたほうが、はるかに愉快で、ビジネス・チャンス満杯で、仕事もはかどる。
中国にいれば、秘書、執事、通訳、運転手、下男、下僕、女中、料理人、掃除人…、
そして、効き過ぎる冷房装置がブンブン唸る豪華絢爛な素晴らしい執務室。
申し分ない! 余は満足である!

 ただ、この瀟洒な執務室は…、
 「日本から呼んだ学者先生をやしなうのに、こんなにカネをかけているんだぞ!」
という “中国人の成金趣味的な見栄っぱり根性のカタマリ” みたいな部屋なので…、
少々恥ずかしい (笑)
2010/10/28(木) グーグルアースにケム散布中のジェット機が…

グーグルアースにケム散布中の大型ジェット機が写っている!
これ井口和基さんがグーグルアースで探し出したものだ。 快挙! といっていい。
私も早速見てみたが、じつに精細な画像が見られる。
グーグルアースが見られる方は、問題の画像がココで見られる(かも)
見られないヒトは、下のサイトに行って見てください。

  ・ タマチャンの暇つぶし
  ・ Kazumoto Iguchi's blog (井口和基さんのサイト)

このケム散布画像、グーグルが早々に削除したら、これはヤバイ! ちうことだ。
なお、中国ではケムトレイルは見られません。
ケムトレイルってのは、植民地みたいな国にあらわれる現象なのかもね!
2010/10/27(水) 94歳の悪夢

 やっぱマルクスの言ったことは正しくて、「下部構造は上部構造を規定する」。
このことは、上のグラフが物語っているように、
 「もはや日本経済は中国経済なくしてはやっていけない!」
あと、もうひとつテーゼがたって、
 「もはや日本経済はアメリカ依存型ではない!」
だから、
 「政治的にもアメリカ従属型から抜けだせる!」
…とまぁ、こんな考え方(上部構造)をするヒトが増えてきたわけだ。
実際、オザワンを先頭にして日本国はイソイソと中華帝国に朝見しはじめた。
こんなことって、宗主国アメリカにとっては黙って見ていられないことだわなぁ…

 「許されざる事態だ。いや、許すことはできない!」
と、94歳という年を忘れてアメリカのドンが怒鳴ったとしても、これは当然だ。
 「この際、喧嘩犬をつかって日本と中国の仲を徹底的に裂いておけ!」
とか、
 「オザワは、カクエイやハシリュウが死んだ意味がまだ分からんらしい…」
と小声で言ったあと、
 「この際だから、オザワも司法・行政・マスコミの全てを動員して叩き抜け!」
と94歳とは思えない大声で命令したり…。
 「あと中国国内の諜報員を総動員して、北京政府を口撃するようなデモにしろ!」
実際、今回の反日デモは彼の “クサ” たちの巧妙な携帯網工作によるものだ。

 「あ、それから、えーと、ゴホン! あの日本の喧嘩犬は、なんつったっけ?」
と咳き込む。 「マエハラのことですか?」という下僕に、
 「そうだ。あいつは “忠犬” だから、来春にはソーリデージンにしてやれ!」
と言われた下僕は、こいつは毎月のように来日する頭の禿げた大男だが、
 「またタケナカにカネの管理をさせましょうか?」
と間抜けた質問をしたが…、
94歳はイビキをかいて眠っていた。(終わり)
2010/10/26(火) 米国CIAの手先の見分け方
 渡邉正次郎が相も変わらずウソ八百を書いて、煽っている。
 (私は、彼の有料ブログ -\1050/月- を真面目に読んでいる。)
日本人狩りを始めた中国街では「お前は日本人か!」と罵られ、フーゾク店は日本人摘発!!中国駐在員が悲鳴!!(週刊ポストを参考にしました)
中国駐在員たちは尖閣事件で反日運動が過激になり、「身の危険すら感じる」(広州在住の40代駐在員)という事態に陥っている――。
「もうウンザリですよ。道を歩いているだけで“お前日本人だろ!”と見ず知らずの中国人から因縁をつけられる。電気店に不良品を返品しに行けば、応じない上に店員たちから『シャオリーベン(小日本)』『リーベングイズ(日本鬼子)と罵られるし・・・もう安心して外も歩けません」
こう話すのは、某メーカーの広東省支店に勤める40代の日本人駐在員である。
我々は中国が、理由のまるで通じない“危ない隣人”だということを再認識させられた。
 ↑ こういう扇動文を見たら、「分断統治」を狙う米国CIAの手先と思ってE。
 これが本日の結論。

 ところで、広州での実態、実情はというと…、
日本人は(韓国人よりも遥かに)人気がある。
「道を歩いているだけで“お前日本人だろ!”と因縁をつけられる。」
なーんてことは絶対にない。
これは、広州の街を毎日歩きまわっている私が言うんだから間違いない。
喧嘩犬ちうか狂犬・前原のような馬鹿大臣がいても、日本人はもっと自信をもってE。

日本人よ、大志を抱け! 逆境の時こそ、大陸雄飛だ!
2010/10/25(月) 滅多なことでは本など薦めないが…
卑弥呼の正体
秋の夜長は何といっても読書である。
しかし、この本は夜読んではいけない。
衝撃を受け、興奮のあまり眠れなくなってしまうからだ。
この本は 我々の常識や歴史観を根底からひっくりかえす。
いや、既存の歴史学を根底から崩壊させる。
著者の万巻の中国史書を縦横に駆使した裏付けは完璧だ。
こんなにも凄い学者・思想家・哲学者が日本にもいたのか!
と圧倒されつつ、みるみる人生観が変わってゆく…。
私の場合、人生が変わった。…とにかく、必読の書である!
書名:『卑弥呼の正体』 著者:山形明郷 出版社:三五館
尚、この書のなかに飯山一郎の名前が出てくる。不思議な因縁である。
2010/10/24(日) 4ヶ国の軍艦・潜水艦が入り乱れ…
uoturi 本州から尖閣諸島は気が遠くなるほど遠いが、中国や台湾からは至って近くの島々だ。この海域一帯は魚群の宝庫で、魚釣島の魚は高く売れる。
だから漁船も、レーダーや魚群探知機やGPSなど最先端の機器を搭載している。軍船のように速度も早いので、漁師たちは自慢顔だ。
uoturi2 この高性能の漁船は、他の漁船に負けないためでもあるが、「防衛」のためでもある。 というのも、この海域、石油資源の埋蔵が指摘されて以降、中国・台湾・米国・日本の海軍が殺到し、凌ぎを削る緊張の海なのだ。たまには米国原潜の影もレーダーに映るというから恐ろしい。特に9/7当日は、各国の軍艦や潜水艦が異常に多かったという。以前住んでいた福州市や福清市の友人からの情報である。      写真は海保の巡視船と衝突した中国の漁船。
2010/10/23(土) 数百万人が死ぬことを願う思想
 今回の “尖閣騒動” は、全てが前原誠司の脚本・監督・演出の自作自演劇だった。
このことが理解できないヒトは、今後の政治・経済が分からなくなるので要注意だ。
 ともかく前原監督の狙いどおり、 日中関係は見事なまでに悪化した。
( これで前原には首相になる道が開けた。27日はヒラリーとハワイで会談だ。)
この “日中分断劇” の成功には、連日連夜のTVの活躍が欠かせなかった。
TVの反中・嫌中キャンペーンも大成功で、猛烈な反中・嫌中派が増加している。

 過激な反中・嫌中派はネット内でも大活躍で、私など親中派は辟易している。
たとえば、渡邉正次郎という評論家などは、
喜べ、巨大台風中国本土直撃!!』 というタイトルで、

フィリピンに大被害を与えた巨大台風が中国本土を襲う可能性大。歴史上かってない被害を与え、数百万人単位の死者が出ることを望む。
といった塩梅だ。
いやはや、数百万人単位の人間が死ぬことを願う!
…こういう思想は、いったいどこから来ているのか?

 もっとスゴイのがある。
中国で数億人もの死者が発生する事態を「期待」するかのような文章だ。

 13号台風は昨日フィリピンに上陸してから中国大陸長江流域に向かう。ちょうど三峡ダムが満水に達していて、ダム流域で豪雨による深層崩壊が起きれば、堰堤オーバーフローが発生する可能性がある。ダムは堰堤フローに極めて弱く、上部管理構造物の破壊や、物理的破壊が進行し、ちょうど菓子袋の切り口のように応力集中破壊の起点となって一気にダム全体が破壊する可能性がある。
 こうなれば430億トン貯水の大半が一気に長江を流れ下り、流域数億の居住地を直撃する。長江河口上海周辺には原発が十数基も稼働していて、これを高さ数メートル以上の洪水津波が襲えば原子炉の水蒸気爆発から、人類が地上に登場して以来、一度も経験したことのない凄まじい災厄が発生することになる。死者は数億人になるだろう…。
 日本も無事ではいられない。東アジア全域のもの凄い放射能汚染や日本海にまで数千万の死骸が流れ込む事態がありうる。
 この文章を書いたヒト(有名な方らしい)は、本日も書いている
 台風13号が勢力を弱めたものの、昼過ぎに香港東方に上陸し、上海長江方面に向かっている。風速90mの超絶的風台風から、現在は猛烈な豪雨を伴う雨台風に変わり、中国全域が豪雨に覆われているようだ。これから明日まで、三峡ダムから目が離せない。もし三峡上流の世界屈指の褶曲山地で深層崩壊が発生し、数百数千万トンの土石流がダムになだれ込んだなら・・・凄まじい事態が予想される。
 ↑見てきたようなウソ話だ。
 台風13号は消えて、中国南部(華南)は秋晴れの好天気である (笑)
2010/10/22(金) 肩で風切るフランス人
 日本のマスコミの “小沢つぶし” と “中国たたき” は正気の沙汰ではない。
狂気の沙汰、つーか 「きわめてヒステリック」 である。
こーゆー国は身体に良くないので、私は2週間前に中国・広州に舞い戻った。
広州は “金持ち喧嘩せず” ちうか、きわめてクールに対応している。
 ただ…、
外務省が渡航注意を出していることもあって、日本企業はバタバタしている。
家族を引き揚げさせたり、日本人社員自体も中国を即脱出できる準備をしている。
まぁ、日本政府は助けてくれないのだから仕方ないでしょ。

 私のばやいは中国人社会にすっかり溶けこんでいるので無問題だ。
連日、バスや地下鉄や列車に乗って、広州・東莞・深センの街を歩き回っている。
面食らうのは、私が老人なので若い中国人が席をゆずってくれることだ。
中国人は、押し合いながら我先に席を取り合うが、老人にはやさしい。
私が日本人だと分かっていても、老人なので席をゆずってくれるのだ。
しかし、私は足腰を鍛えた老人なので、内心は少しシャクだ。
でもまぁいっか。人の情けは素直に受けたほーがE。

 先日、こんなことがあった。地下鉄の中で太ったクーニャンに、
「妊娠しておいでのよーだからココに座りなさい…」
と声をかけた。そしたら、クーニャンは、
「妊娠なんかしていません! あたしはただのデブです!」
とえらく怒っていた…。 ワハハ、トイプチ、対不起。

 それにしても、なぜ日本は中国と仲良くできないのかねぇ。
これでは経済的にもの凄いマイナス効果が出てきてしまう…。
実際、日本企業の業績はどんどんへこんでいっている。
なんか日本は自滅路線を走っている…。
反面、フランスやドイツやアメリカの企業はウハウハだそうだ。

 日本人がいなくなった街をフランス人が肩で風切って歩いている…。
あー、シャクでならない。
2010/10/05(火) 恐怖のデッチあげ国家、日本!
 どうやら日本という国は、恐怖政治が支配する暗黒国家になったようである。
ありもしない犯罪を捏造し、政敵を犯罪人に仕立てあげる『デッチあげ国家』、日本!
真っ白! 完全無実の政治家を訴追し失脚させようとする卑劣な謀略!
まさしくこれはおどろおどろしい 『魔女狩り』 である。

 今回、『魔女狩り』に使われたのは、化膿した盲腸のような検察審査会。
ネット情報は、チンピラ同様の若僧達がロクな審議もせずに強制起訴したという。
こうなると化膿どころではない、腐った膿(ウミ)で腐臭フンプンである。

 さらに、この腐った盲腸は、強制起訴の理由に、
「陸山会が小沢氏から借りた4億円を2004年の収支報告書に記載しなかった」
というウソの事実をあげているという。
 真実・真相は、こうだ。
  陸山会は、04年10月に小沢氏が自己資金で購入した土地を、05年01月に取得、代金は04年10月に小沢氏から借入れた4億円を使い、05年01月に小沢氏に支払っている。つまり、04年の取引は陸山会の取引ではなく小沢氏の取引なので不記載でよいのだ。

 まぁ今となっては、腐った盲腸が何を言おうと問題外でいい。
問題は、手段を選ばず小沢一郎を失脚させようとする闇の勢力の今後の動きだ。
先程届いた情報によると…、
わざわざブリュッセルまで出向き温家宝に世辞と愛想で媚(こび)を振りまいた菅は…、
「もう “廃刊” (discontinuance) にするか!」
という不気味な意見が ”麻布の奥の院” から出ているという…。

…おっと、フライトの時間だ。今宵は、福岡に飛びます! (18:30 鹿児島空港にて。)
2010/09/30(木) スッカラカン!
 私儀、飯山一郎、昨年から9ヶ月余り中国に滞在し、1ヶ月前に帰国した。
この1ヶ月、私の心中は暗澹として落胆一色であった。
…もう日本には夢も希望もない。
21世紀の日本は、腐るように、朽ちていくように崩壊・沈没していくだろう…。
こう思いながら、私は日本列島を駆けめぐった。

 日本の田舎・地方は、疲弊というより、回復不能の重篤状態といったほうがいい。
有能な若者が、職がないどころか明日のコメさえない心痛のなかで沈んでいた。
産業は空洞化し、地方の工業団地にはペンペン草が茂り、閑古鳥が鳴いていた。

 日本の政治は、最悪というより、亡国の路線を突っ走っている。
この1年半、マスコミは “小沢失脚” を狙う悪質なネガキャンを強行してきた。
この世論操作は大成功し、騙された国民は公正な判断力を失ってしまった。
特捜検察は罪状をデッチアゲ、小沢一郎を1年半も捜査したが、結局は不起訴。
菅直人は、このデッチアゲを知りながら同志であるはずの小沢を攻撃する始末。
ここまで卑怯な悪漢でも総理になれるのだから、日本の政治は北朝鮮以下だ。

 菅直人に関しては、もっと悪辣な不正行為がある! それは…、
民主党代表選挙の際、筑波の某所で11万票もの小沢票を抜き取った犯罪行為だ!
このことは、ネットやツイッターの各所で明確に説明し尽くされている。
この不正選挙は、ブッシュ一族が犯したフロリダ州での不正選挙より悪辣だ。
ブッシュ一族の不正選挙は、苦し紛れで開票マシーンを操作しただけだが…、
菅一派の不正選挙は、投票用紙の印刷段階から巧妙に仕組まれた犯罪だからだ。

 不正選挙で獲得した国家権力は、ガバナンス (統治能力) が空洞化する。
謀略行為で獲得された国家権力は、レゾンデタ (国家理性) が悪魔化する。
実際、統治能力を獲得するため、不法権力は悪魔とも手を組む。
ブッシュ一族は、米国内の最も悪辣な機関(悪魔)と手を組み、グランドをゼロにした。
菅直人の一派は何をやったか?
米国防略機関と手を組んで強行した尖閣諸島沖合での戦争挑発行為がそれだ。
これは悪質きわまりない!

 9月7日。尖閣諸島・久場島の沖合15キロの海上。
大音響を発しながら海上保安庁の大型巡視船が中国漁船を執拗に追尾しはじめた。
標的とされた漁船が2隻の巡視船に挟撃される様は、動物狩りのようだったという。
この前代未聞の暴力的な漁船狩りは、百数十隻の中国漁船に目撃されていたのだ。
目撃した海保の暴力行為(現場情報)を、中国漁民たちは本国に一斉打電した…。

 いま、中国大陸において情報が拡散する速度と規模は想像を絶する。
老若男女が携帯メールのコピー機能をフル動員してメールを出しまくるのだ。
ビックリ情報を受信した人間は、即座に何十人にコピーメールを発信する…。
受信した人間も同じように驚愕情報を出しまくる…。この数はネズミ算の比ではない。
現場から発信された “正確な情報” は、こうして中国全土に拡散していったのである。
 「先に手を出したのは日本だ!」
中国では、先に手を出した者は徹底的に叩かれる。
まして卑怯な喧嘩をうり、先に手を出してしまった日本…。
これは生半可なことでは許されるものではない。

 …真夜中深夜に日本の大使が呼びつけられる。
 …国連の場で、温家宝が堂々と船長の釈放を要求する。
 …日本側に公然と謝罪と賠償を要求する。
これら全てが、中国にとっては当然のことなのである。
 …日本が、中国の要求どおり、あっさりと船長を釈放してしまったこと。
これも、だから当然のことというか、理にかなっている。弱腰でも何でもない。
 …中国漁船が体当たりしてきた! というビデオを公開できない日本。
 …最も重要な証拠であるはずのビデオを見ていない! と言い張る菅直人。
菅内閣のガバナンス (統治能力) は、あきれるほど空洞化しまっている。
ようするに、スッカラカン! なのである。
2010/09/14(火) 日本国の運命が決まる日
 先日、元経済企画庁長官・田中秀征は、
私はかつて、これほどひどい政治家の変節を見たことがない!
菅直人を酷評した。
 同感である。
この変節漢が万一 “続投” ということになったら、日本は恐怖の暗黒国家になる!
支配者にとって邪魔な者が犯罪人の汚名をきせられ収監される警察国家になる!
悪漢が勝つか? 剛腕が勝つか? …まさに天国と地獄の分かれ目である。
…まさしく本日は 『日本国の運命が決まる日』 なのだ。

 「いや! アジアの運命が決まる日でもある!」
こう言ってきたのは、カン、いや、ガンとの闘いに勝ったヤン教授だ。
 「すでに菅は米国の謀略機関の手先で、中韓とも警戒モードに入っている!」
 「それってマジですか?」
と、私がせき込んで尋ねると、ヤン教授も高揚した声で答えてくれた。
 「米国の謀略機関は、日中韓が仲良くなるのを極端に嫌っている!」

 菅は米国の言いなりになり、隣国に対して挑戦的になるだろう。
小沢は菅の卑劣な挑発(政治とカネの問題)を泰然と受け流していたが…、
中国は菅直人の挑発を好機! とばかりに受けて立つ。
日中関係は小泉のときよりも悪化するだろう。
小泉ポチよりも、狂犬・菅のほうがワンワンと吠え方が激しいだろうし。
…といったヤン教授の話を私は質問でさえぎった。
 「菅の挑発を受けて立って、中国には何かメリットがあるの?」

 「ある!」
世界の覇権国家になる中国は、菅の挑発は軍備増強の格好の理由づけにする。
中国は、太平洋の覇権(権益)も欲しいのさ!
…と言うヤン教授の持論には説得力があった。

 こりゃ大変だ!
 私の中国でのグルンバ・ビジネスにも大変な影響がでる…。
 私は、いても立ってもいられなくて、昨日上京した。
2010/08/02(月) 『一世一代の夢』 (1)
 21世紀の世界覇権は超々帝国・中国が握る! これは決定事項だ。
この世界史的な大変化を「歴史の現場」にいて、「内部」から観察し体験する…。
これが私の長期中国滞在の理由のひとつだ。
 じつは、もうひとつ大きな理由がある。
いや、野望とか野心! といったほうがいいかもしれない。
それは、中国を社会の根底のところで大変革する! という “一世一代の夢” だ。
 どういうことか?

 中国の大難題のひとつに食糧問題がある。
18億人! (と、中国人の多くが信じている) を食わせるのは大変なことだ。
実際、中国は何年も前から食料輸入国になっている。
これは食糧増産が限界に達しているからだ。
中国には広大な農地あるが、農作物が育たない農地が多い。
原因は、農地の腐敗だ。
作物の根が腐る軟腐病が大量発生している。
腐敗は病原菌を増殖させ、害虫を呼ぶ。そこで農薬の大量散布となる。
やがて農薬は効かなくなる。さらに強い農薬が必要になる。
この悪循環で、中国農業は行き詰っている。

どうしたらいいのか?
どうしようもない。メイヨーバンファ!
つづく    .

 【注】 「一世一代」;〔歌舞伎(カブキ)や能の役者が〕引退の際に、仕納めとして 得意の芸を
            演じること。広義では、一生に一度の晴れがましい演技を指す。

2010/08/01(日) ども、おひさしぶりです!
 いやぁー、
長い長い無沙汰を重ねてしまった!
かくも長い音信不通は、私のノリやすい、つーかハマリやすい性格が原因だ。
 この3ヶ月…、
私は、中国でのビジネスにノリまくり、中国=巨大な昇龍の魅力にハマっていた。
21世紀、世界の覇権国家になる中国は、今まさに龍虎の勢いだ。
このパワーは、むしろ豪華絢爛といったほうが的確だろう。
今また華麗なる世界帝国に変身する中国は、訪れる者すべてに興奮と感激を与える。
歴史の激動というより、世界史の巨大な潮流 (ウネリ) を実感させる。
「中国の台頭で、世界は、そして歴史は、どこまでどう変わっていくのか?」
それを見届けるまでは、中国から離れたくない!
この想いこそが、私が今回8ヶ月もの長きにわたって中国に滞在している理由だ。
他人様は、「呑気な爺さんだ」とお思いだろうが、私は真剣で真面目な野次馬なのだ。

 いっぽう…、
日本の政治と経済は何とも情けない。哀れさえ感じてしまう。
すでに1年半も続いている「小沢叩き」。 …これは危険な亡国路線である。
検察権力とマスコミ(第四権力)による世論操作。 …これはまさしくファシズムである。
九州での「阿久根市長叩き」。 …これも「小沢叩き」と同根、官僚支配の延長線だ。

 そろそろ…、
祖国・日本を救うために、真剣な、命をかけた闘いを開始すべきなのかも知れない。
「まごうかたなく、いま、日本は、ギリギリのところにある!」
この認識が、もし、なかったなら…、あなたは鈍感である!

 ところで…、
真剣な闘いをはじめたオッサンが、八王子にいる。
その闘いぶりは、下の動画をご覧あれ!
オッサンは真剣だが、見る方は楽しい。面白い。そして、ためになる。

ビデオでお見せする中国発/日本の最新映像、初公開!

2010/04/30(金) 3億円の宣伝費?
 今週,広州に戻ってからの日々は,ヒト,ヒト,ヒトのウズ,ちうか津波だった.
 夜の夜中まで上海での話を聞こうというヒトたちが,私の部屋にいたまま帰らない.
 ようするに私は 『人寄せパンダ』 なのだ.これは嬉しくもあるが,面倒くさい.
 ま,とにかく色んなヒトが来る.たとえば昨日などは…,
「飯山センセに3億円差し上げますから,中国南部の独占販売権を下さい!」
と,真剣に迫ってきた大金持ちがいた.例の深セン市の客家人だ.
 このヒトは,先日,九州や大阪に行って,私のグルンバの威力を見てきたのだ.
「そのほか,深セン市で最も高級なマンションもセンセイの住宅として用意しました!」
とも真顔でいうのだ.
「広大な農場付きの研究所もつくって差し上げます!」
などと,豪華絢爛な口説き,ちうか札束でホッペタをヒッぱたいてくる.

 この客家人の申し出にたいして,私は何と答えたか?
私の返事は,
「不要銭! プーヤオ・チェン! (カネなど要らない!)」
である.
 私は,3億円,最高級マンション,農場付き研究所の話をキッパリと断ったのだ.
 この話は,通訳を入れて話したのだが,通訳も口をアングリあけて驚いていた.

 なぜ?
 どうして私は絶好の商談を断ったのか?
 私は日本男子である! …こういう意識が,私の心には強くある.これは…,
3億円とか高級マンションをヘイコラもらって喜んでいては『男妾』になってしまう!
という気持ちでもある.

 もっと正直にホンネを言おう.私は…,
3億円の契約金を断った日本人!
というセンセーショナルな実話がウワサとなって中国大陸を駆け巡る事を望んだのだ.
 実際…,
皆が驚いている.
話が広がっている.
 間もなく…,
ウワサに尾ひれがついて,もっともっと大袈裟な話になっていくだろう.
 そーなると,どういうことになるか?
楽しみである.
2010/04/26(月) 熟睡,爆睡,昏睡.

 上海には3週間も滞在した.
 私は飛行機ではなく寝台列車で広州にもどることにした.
理由は,ひたすら眠るためだ.
列車に揺られて眠ると熟睡できるのだ.中国国内の旅はこれが一番だ.
列車の出発駅は “上海南駅” .
この駅はでかい.柱が1本もない3万平方米という巨大空間だ.
「天井の高さは45メートルもある.」
「ほー! ほんと,中国はやることがでかいねぇ.」
などと乗客が英語で話していた.アメリカ人の英語だ.

 駅は広かったが,寝台車のベッドは狭かった.しかも,三段ベッド.
これは2等寝台だから仕方がない.(1等の切符は常に売り切れ状態なのだ.)
しかし,同じ部屋の5人の乗客たちと話ができるので,楽しい旅になる.
とはいえ,気楽な会話は最初の2時間だけ.その後,私は眠った.ひたすら眠った.
熟睡,爆睡,いや,昏睡状態に近かった.睡眠時間は,じつに18時間だった.

 (途中,イヤな夢をみた……).
 私は善人なので,悪事をはたらいたことはない.
いや,たった一度だけある.
それは,小学2年生の時,東京の豊島園のプールで小便をしたことだ.
これは悪いことだが,正直,あれは気持ちがよかった.
下腹部がジワーッと温かくなって…,少年の私は思わずウットリとしてしまったっけ.
栃木に帰って最初に見た夢は,“プールで小便の夢” だった.
実際,下腹部がジワーッと温かくなって…,気持ちがよかった.
アッ! と思ったときは,もう遅かった.その時,私は寝小便をしていたのだ.

 寝台車の狭いベッドで,15~6時間も眠った頃だとおもう.
浅い眠りのなかで,私は,あの夢を見はじめた.“プールで小便の夢”を….
いかん! ここで寝小便などしたら,私の中国での人生は終りになる!
私は咄嗟に飛び起き,3段ベッドの2段目から列車の床に飛び降りた.
そしてハダシのままトイレに駆け込んだ.
あー,まにあった!
が,出るは出るは,1リットルは出なかったが700ccは出たと思う.
もし,この700ccが寝小便だったら,下のベッドの乗客はビショ濡れになっただろう.
あー,いかった!
2010/04/25(日) 北京に雨を降らせる技術
 私は広州で二つの画期的な発明をし,その実証実験も成功した.
 ひとつは,汚泥を乳酸菌で完全発酵させ,発酵有機肥料をつくったことだ.
(汚泥の完全発酵は,中国では初めてのことだ.)
 中国の農地は腐敗菌が多いので,農作物の根が腐り,害虫も発生しやすい.
だから農薬を大量に散布することになる.(日本でも同じ現象がおきている.)
乳酸発酵させた汚泥肥料は,腐敗した農地を発酵状態に変える.
これは汚泥肥料のなかで乳酸菌が生きているからだ.
腐敗した農地を発酵させ,農薬不要の農業を実現する! この発想は中国にはない.
この乳酸発酵肥料は,将来,中国の農業を大きく変えるだろう.
(重金属の問題も解決している.このことは折をみて書きたい.)

 もうひとつの発明は,『北京に雨を降らせる!』 という壮大な発明だ.
 広州で私は,高熱好塩菌を使って汚泥を高熱発酵させる技術を開発した.
 汚泥が高熱発酵すると,水蒸気が発生する.大量に発生する.
汚泥は水分が85%もあるので,汚泥が大量にあれば水蒸気も大量に発生する.
 さて,すでに砂漠化している北京の西10kmの所に発酵汚泥を大量に埋めよう.
埋める方法は,5~8kmの長さの砂土手をつくり,発酵汚泥を大量に埋めるのだ.
底面にはトリカルパイプという穴あきパイプを敷設しておく.
このトリカルパイプに高熱好塩菌で高熱になった汚泥水を流し込む.
すると,30平方キロの広大な汚泥の畑から大量の水蒸気が発生する.
この大量の水蒸気は一気に200メートル上空まで駆け上がり,雲になる.
この雲は水蒸気を大量に含んだ重い雲だ.
つぎに,重い雲は,偏西風に乗って北京の上空に達する.
ここに,小さなロケットを発射し,ヨウ化銀を噴射する.
(このロケット技術は中国の得意技だ.中国各地で実証済みだ.)
 それで,水蒸気をたっぷりと含んだ重い雲にヨウ化銀が噴射されると,確実に…,
北京には雨が降りはじめる!
砂漠地帯に埋められた汚泥からは,陸続と大量の水蒸気が立ちのぼる.
だから,北京の天気は,連日,雨! …ということになる.

 そうなったら,私は,天安門広場で雨に濡れながら,大声で歌を歌うつもりだ.
すでに歌う歌はきめてある.
そう! 『北京は きょうも 雨だった』.
2010/04/24(土) 乳酸菌の威力!

 いま,最も厄介な廃棄物は汚水処理場の汚泥だ.
 中国では年間8億トン以上の汚泥が発生する.日本は約2億トンだ.
 これが腐ると猛烈な悪臭が噴出する.この悪臭が中国では大問題になっている.
 3月初旬.広州の工場に汚水処理場から50トンもの汚泥が運ばれてきた.
暖かな日が続いていたので,汚泥はアッという間に腐敗した.
すさまじい悪臭が発生した.悪臭の噴出,いや爆発! と言っていい.
悪臭に耐えかねた近所の住民が警察に通報した.
パトカーで駆けつけた警官が真顔で言う.
「明日までに悪臭を消さないと責任者を逮捕します!」

 深夜までかかったが,私は,この凄まじい悪臭を消した.
正確に言うと,悪臭を消したのは3トンほどの乳酸菌だ.

 ロイター通信が伝えるところによると…,
北京では,ゴミ埋立場のゴミの腐敗が進み悪臭が大問題だという
この悪臭対策に,巨大な芳香剤噴霧器を100台以上も投入しているという.
昔,「くさい臭いはモトから断たなきゃダメ!」というコピーがあったが…,
しかし,悪臭を根本的に解消する『発酵』という方法は,世界中どこにもない.
いや! ひとつだけある.それは,グルンバによる乳酸菌大量散布法だ.

 生ゴミや汚泥は腐敗すると猛烈な悪臭を放つ.
この悪臭ガスは,腐敗菌が有機物を分解するときに発生する.
そこで乳酸菌だ.乳酸菌は腐敗菌を酸(PH=3.5)で殺す.
その後,乳酸菌は腐敗菌を食べ尽くす.これで腐敗菌は絶滅する.
腐敗菌が絶滅すれば,悪臭は発生しない.めでたし,めでたしである.

 いま,世界中のいたるところで廃棄物の悪臭が大問題になっている.
この悪臭問題を根本的に,簡単に,迅速に,安価に解消できる技術…,
それはグルンバを使った乳酸菌大量培養・大量散布法だけだ.
これを知らない北京市は可哀相だ.
だから,だれか知らせてやってほしい.
2010/04/23(金) 老骨にムチ打ち…

 中国での仕事は至極順調だ.我ながら満足している.
 たとえば,ヨモギ葉の漬け物を実に10トンも韓国に輸出した.
上の写真のヨモギ葉の重さは,せいぜい1トン弱.
だから,写真の10倍のヨモギ葉が韓国に渡ったわけだ.
「10トンもの雑草を韓国が買ってくれた!」
…と広東省の人たちも皆ビックリしている.
「雑草(ヨモギ)の葉を漬け物にして販売する.これは新しい産業です!」
…と私は胸をはる.
「21世紀を豊かにする産業をつくりだす! これが飯山一郎の仕事です!」
…と私は鼻高々でたたみかける.
「ヘー,飯山センセって凄いんだぁ!」
…と皆が感心する.
「ナーリ,ナーリ.(いやいや,たいしたことはない.)」
…と私は謙遜してみせる.

 韓国側も張り切っている.
 なにしろ10トンもの蓬葉の漬け物から乳酸菌を培養し販売する仕事ができるのだ.
 韓国では例の趙聖民博士が頑張っている.
彼は,一日100トンの生ゴミを完全発酵有機肥料にする工場を建設している.
これには大量の乳酸菌が必要だ.乳酸菌の種菌は蓬葉から取る.
だから蓬葉の漬け物が大量に必要になる.
こうして,中国人と韓国人が手を結び,協調しはじめた
この仲人(なこうど)というか指揮者は,日本人の私である.
日本人が知恵のかぎりをつくし,中国と韓国を動かしてゆく….
これもまた,21世紀を豊かにするビジネスのありかたであろう.

 とにかく飯山一郎,連日連夜,老骨にムチ打って頑張っている.
2010/04/22(木) 悪臭の爆発現象が…
 上海に来ている.
 8年前まで幾度となく通った上海.あの頃の面影は全くない.
 上海は何もかも様変わりしていた.まるで別世界になっている.
 それにしても,上海は何という豊かさなのか!
 上海中心部の豪華絢爛さは眩(まばゆい)ばかりだ.
 ああ,自分は後進国(日本)の人間なのだ…,とヒガミさえ感じてしまう (苦笑)
これは,かつて華やかな中華文明に圧倒された遣隋使や遣唐使たちと同じ心境だ.
 確実に中国は,戦争と金融で蹴躓(けつま)ずいた米国を尻目に世界の覇権国家になりつつある! …と,活況に沸く上海や広州に住んで,私は思い知らされている.

 しかし,経済絶好調・華麗過美な中国にも重大な欠点がある.
 絶対的な水不足・農薬農業,環境汚染,遅れた廃棄物処理等々だ.
 とくに万博直前の上海は,腐敗した生ゴミや汚泥の悪臭に悩んでいる.
 とりわけ50万平方米という広大な生ゴミと汚泥の埋立処分場の悪臭は強烈だ.
 この悪臭地獄のわずか11km北には上海の玄関口・浦東国際空港がある.
 真夏.万博の期間中…,
この地獄のフタが開いて,悪臭の爆発現象が起きたら…,
いったいどうなるのか?
 悪臭爆発の解決方法は,乳酸菌の大量散布! これしかない.
…と,皆が理解しはじめている.

 愛(いと)しの中国よ! 懐かしの上海よ!
この大陸の全てを慈(いつく)しむ日本人・飯山一郎.この私に頼ってきなさい!



2010/03/26(金) 洗濯機・自転車・携帯電話
 南国・広州は初夏の気配が濃厚だ.
 木々の緑が陽光を乱反射している.
 まぶしい.
 「サングラスを買いに行こう!」
 そう思って,私は颯爽と自転車を飛ばす….

 街が近づく.
 「飯山先生,どこに行くんんですか?」
と,現地の人が何人も声をかけてくる.
 私はぶっきらぼうに答える.
 「マイ・トンシー(買い物)!」
 自転車のブレーキはかけない.
 下手に止まったりすると,
 「家に寄ってお茶を飲んでいけ!」
などと言われるからだ.

 先月また広州に来て,最初の買い物は洗濯機.
 これで洗濯から開放され,時間に余裕ができた.
 次の買い物は携帯電話と自転車.
 この自転車で私は接客の合間にサイクリングを楽しんでいる.
 夜,街まで自転車を飛ばし,屋台に飲みに行くこともある.
 自転車のお陰で私の行動範囲は広がったが,書斎で過ごす時間が減った.

 私の時間と余裕を決定的に奪ったのは携帯電話だ.
 携帯電話を買ったとたん,沢山のメール(「短信」という)が来るようになった.
 迂闊にも私は知らなかったのだが,中国は大変な「メール社会」なのだ.
 中国は,まさに「文字の国」である.
 老若男女が,いつでもどこでも携帯電話に漢字を書いている.
 中国の携帯電話は手書きで漢字が書ける機種が多いのだ.

 もちろん私の携帯電話も漢字入力は手書きだ.
 ところが,手書きでも中国語で漢字を書き,メールを出さねばならない.
 これが日本人の私には大変に手間暇がかかる仕事なのだ.
 中国語で20通以上のメールを書く日々….
 とてもとてもブログを書くヒマなどなかった.
 アイヤー!
 とにもかくにも,ご無沙汰,御免なさい.
 「明日からは極力書くようにしよう!」
 かく思い,かく反省する飯山一郎,健在! ご安心の程.
2010/03/10(水) あっけない幕切れ
 真夜中,塀を乗り越えて侵入してきた屈強な無法者4人!
この不埒者らに対峙する私はたった一人だ.
たったひとりの私は,どう対処するのが最善なのか?
最悪は,部屋に閉じこもって下手に騒ぐことだ.

 騒がず,泰然として私はドアを開け部屋の外に出た.そして…,
「話を聞こう! (ティン ファ!)」 と,野太い声で言い放った.続けて…,
「一階の食堂に行こう.メシも残っているだろう.」
と言い,悠然と歩きはじめた.
なんと! 4人の男たちは私の後を黙ってついてくるではないか!
私は先頭に立って食堂に入り,男たちに,
「座れ! (ツォウ!)」と命令した.
「どうぞ座ってください (チン ツォウ)」などという丁寧語は不要だと計算したからだ.
男たちは黙って私の前に座った.これを見て…,
おもむろに私は『中華』(最高級タバコ,一箱1200円)を彼らに一本づつ渡していった.
『中華』は中国社会のステータス・シンボルである.ベンツやクラウンより効果がある.
が,この際,そんなことは関係ない.
 「ここに侵入してきた来た目的は何か?」
と,私は無法者たちに質問した.
男たちの答えは理にかなっていた.
「私達はこの工場の従業員でした.社長が,帰って来い,と言うので戻りました.」

 彼らの工場は,じつは,隣村に移っていた.
現在は私たちが借りて,乳酸菌の製造工場になっている.
事情を知らない彼らは,昔のままの工場だと思い込み,当然のように入ってきたのだ.
以前も,街で遊んで深夜帰りの時は,カギが掛かっているので塀を乗り越えたと言う.
 そういうことだったのか!
 ワハハハハハハ! …私たちは呵呵大笑した.
 その時…,
ドヤドヤと足音がして,木崎クンやガードマン達が食堂に入ってきた.
深夜,丑三つ時.これはヒトが熟睡する時間である.
木崎クンも,ガードマン達も,熟睡し,寝入っていたのである.

なんともあっけない幕切れだが,ヒト騒がせな4人組であった.
おわり  
2010/03/09(火) 深夜,塀を乗り越えて侵入してきた男たち…
 「これは事件だ! 大変だ!」
と,私は恐怖感で戦慄した.

 深夜の1時半…,
ドアを激しく叩く音で私は目覚めた.
見ると,黒い服を来た4人の屈強な男たちが私の部屋の前に立っている.

「あなた達は誰か?(ニーメンシーシェイ?)」
と私は,低く太い声を発して,訊いた.
「俺たちは河南人だ.」
と一人の男が答えた.
「どうやって此処に来た?」 と私は質問した.
塀を乗り越えてきた!
と別の男が答えた.
塀を乗り越えて来た?!
「これは事件だ! 大変だ!」
と,私は戦慄した.

 私の部屋は四千坪もある工場内の寮の3階にある.
寮といっても豪華に改造したのでマンションという感じだ.
同じ3階には私の弟子の木崎クンという日本人も住んでいる.
2階には,中国陸軍で鍛えられた2名のガードマンが24時間の勤務体制でいる.
この屈強な守衛の姿が見えない.木崎クンもいない.
なぜなのか?

「殺されたのか?」
と,私は恐怖感にさいなまれた.
つづく   
2010/03/03(水) お安い御用?
深セン市の客家人のボス,荘さんの招待で「あこがれの梅州」に来ている.
梅州市は広東客家人の聖地とも言うべき街で,中国では最も清潔で綺麗な街だ.
荘さんが用意してくれたホテルは,『金葉国際大酒店』.五つ星だ.
しかも豪華絢爛なスィートルーム! …私は,すっかり王族貴族の気分だ.

荘さん,なんか下心があるのか? …などと思ったとしたら “貧乏人の邪推” だ.
この程度の接待は,超の付く大金持ちの荘さんにとっては,ごく普通のことなのだ.
ここは素直に豪華なホテル生活を楽しみ,荘さんの話を虚心坦懐に聞けばいいのだ.
荘さんの話は簡単だった.
梅州市を中心にして梅県一帯で『乳酸菌農業』をやりたい! と言うのだ.
梅県は客家人の自治区みたいな県なので,何事もやりやすい! とも言う.

「お安い御用です!」
…と言いたかったが,やめた.
すでに超高価なホテルの部屋に泊まっていて,お高い話になっているのだし….
『ミ☆ 想夜念 ☆彡』 『ソフトバンクを分析』 『株の明日を読む』 『ゲストブック』 『雑談室』 以前のコラム △この頁のTOPへ

焼酎カスが豚のエサに!  グルンバ活用の現場から  ソウル近郊でヤーコン栽培  乳酸菌で悪臭解消
済州島の乳酸菌培養工場  悪臭が消えた!済州島NEW 農業を救う技術  『せせらぎプール』で汚水処理
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Ymes2

おやすみなさい

いかに永く生きたかではなく いかに良く生きたかが問題だ.(セネカ)
☆GRNBA☆

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