北の非核化のために、米国はあらゆる条件をのむ!
Yomiuri1027
2010年10月27日03時07分

ヒル前国務次官補「北のテロ支援国解除は取引」

 【デンバー(米コロラド州)=本間圭一】ブッシュ前米政権で対北朝鮮外交を担ったクリストファー・ヒル前国務次官補(東アジア・太平洋担当)は25日、デンバー大学で本紙と会見し、2008年に米国が北朝鮮に対するテロ支援国指定を解除したのは、北朝鮮に非核化を確約させるための交換条件だったと明かした。

 「すべて取引だった。非核化で進展したかったからだ」と述べた。

 北朝鮮核問題を巡る6か国協議は07年2月、核放棄への初期段階措置の履行を定めた共同文書を採択したが、これについても「(マカオの銀行)バンコ・デルタ・アジア(BDA)との取引だった」と明言した。

 ブッシュ政権は05年以降、金融制裁としてBDAの北朝鮮資金を凍結しており、制裁の解除が北朝鮮による文書同意の交換条件だったことを認めたものだ。北朝鮮に核施設の活動停止を約束させる狙いがあった。

 ヒル氏は当時、6か国協議の米首席代表を務めていた。

(2010年10月27日03時07分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101027-OYT1T00064.htm
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