中文logo
 (2006.12.18)

情報委「金総書記の死去時、呉克烈が政局掌握」

北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)国防委員長が不意の事故で死去する場合、呉克烈(オ・グクリョル、75)北朝鮮中央人民委員会作戦部長が政局を掌握する可能性がある、という見方が出ている。国会・情報委員会が18日、平和財団に依頼、作成した報告書「北朝鮮の危機管理体制と韓国の対応策」の内容として公開したものだ。

報告書は「北朝鮮の非常事態は党政・軍の最高指導者である金正日委員長の死去で招かれるものと見られ、現実化する場合、軍部が政権を掌握する可能性が高い」としている。しかし、北朝鮮の軍部内に、全軍を動員できる能力を持つ部隊がないとの点を挙げ、党政治部の干渉を受けることなく独自の指揮権を握っている呉克烈・中央党作戦部長が、部隊動員の能力と命令服従システムの側面から、最も先に部隊を動かす可能性が大きい、と見込んだ。

報告書は、軍部が主導権を握る場合、最も先にすべきことは国家非常事態の宣布で、宣布の主体は労働党規約第27条に基づき、北朝鮮内の一切の武力を指揮、統制できる党中央軍事委員会になるだろう、と分析した。報告書はまた、非常事態以降、北朝鮮が外部との交戦状態に入る場合、最高司令官を中心にした非常統治体制に転じるだろう、と見込んだ。

(2006.12.18 15:39:44)

【記事のURL】 http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=82858&servcode=500§code=500

CT inserted by FC2 system