☆「世界同時株安」から「世界同時株高」へ! 世界中が恐れ,おののき,大騒ぎしたサブプライム問題. あれは,いったい何だったのか? 世界中に飛び火する巨大な不良債権.負債の総額も計算 不能.誰が犠牲者なのかも不明のまま,巨大な負債連鎖が 拡大していく….得体の知れない不気味な事態に,米国も EU諸国も,莫大な資金を市場に投入し,金利を引き下げ て,「前代未聞の異常事態」に全力で対応してきた. いま,世界の株式市場は,何ごともなかったかのように, 各国の主要指標は新高値を出している. 相変わらず出遅れている東京マーケットも今週は間違い なく大幅高になりそうである. 下のシカゴ日経平均先物チャートを御覧あれ! マドをあけて高騰している!(↓) Open 17325 High 17350 Low 17300 Last 17315(+205) さて…, 市場に投入された巨大資金と低金利.信用収縮を過大に 評価したカラ売り.二番底をつけたチャート.…これらの 要因で10月〜11月の株式市場は,買い安心の相場だ. しかし,そうは言っても,上下に大ぶれするのが相場だ. 買い相場だとしても,タイミングを誤ると大怪我をする. さらに,買う方法(技術)も重要である. そこで,ここは,先人の知恵に学んでみたい. 江戸の名相場師慈雲斎牛田権三郎の『三猿金泉録』から 秘宝とも言える知恵を三つ四つ披露してみたい. ・買ぜきをせぬが強気の秘密也 いつでも安き日を待って買. ・買米を一度に買うは無分別 二度に買べし二度に売べし. ・売買をせけばせくほど損をする とんと休んで手を変えて見よ ようするに…, 「株が上がるからといって,あせってはいけない. とにかく安い日を待って買いなさい.それも一度に 買い込むのではなく,2回に分けて買いなさい.」 ところで,サブプライム問題で,私が学んだこと. 1.材料に振りまわされるな! 2.チャートに忠実であれ! 3.日柄をかけて高い所にきたら売る! 4.大きく下がったら(材料に目をつぶり)買う! …ようするに, ・三割の高下にむかふ商内は 金の湧き出る泉とは知れ (『三猿金泉録』より) (2007/10/07) 飯山一郎 |